米インテルはOSやアプリケーションの起動時間をハードディスクからだけでなく、フラッシュメモリを併用することで短縮する技術「Robson」を披露。
詳細は説明されていませんが、現在ハードディスクに搭載されているキャッシュをマザーボード上のチップセットに統合あるいはそれに近い位置に搭載、その容量を64MB~4GB程度まで拡大することでハードディスクへのアクセスを極力減らそうというものだと思われます。だとすれば、「Robson」自体が画期的な技術とは言いがたいですが、目に見えて体感速度の向上が期待できるうえに消費電力の削減にもつながるという点でユーザーへのアピール度は高いでしょう。
昨今のフラッシュメモリの急速な低価格化と容量拡大もあり、将来的にハードディスクはフラッシュメモリにリプレースされていくものと思われますが、やはりそれなりの年月は要するはず。それまでのつなぎの技術として「Robson」には注目が集まるものと思われます。