NTTのワイヤレスアダプター『WA-1100-S』を試す

NTT西日本が「ワイヤレスアダプターお試し利用キャンペーン」と称して『光LINK ワイヤレスアダプタWA-1100-S』の貸し出しを行っているので申し込んでおいたらさっそく届きました。

100814_wa-1100-s - NTTのワイヤレスアダプター『WA-1100-S』を試す

WA-1100-Sは「電源を入れるだけで簡単に無線LAN環境を構築」できることを謳い文句にしたイーサネットコンバータを2個セットにした商品。イーサネットコンバータと聞いてピンと来ない方の為にかいつまんで説明すると、イーサネットハブ自体に無線機能を持たせることでそこに接続した無線LAN非対応の機器をまとめて無線化するための製品。同じものが2つ同梱されているこのセット商品の場合、一方がアクセスポイント(親機)としてもう一方が子機として無線LAN接続が確立されます。

実はこの製品、Buffaloが販売している『WLAE-AG300N/V2』をそのままNTT向けにOEMした製品。イーサネットコンバータというジャンルの製品は国内メーカーではAtermシリーズを擁するNECアクセステクニカの製品の方が歴史が長く、わたしも古くから愛用しているのですが他社の製品にも少し興味があって今回借用してみた次第です。


箱から取り出して最初に目についたのは『WA-1100-S』のウリのひとつでもあるコンセントに直刺しするための変換プラグの存在。本体サイズが比較的大きいので直刺可能なシチュエーションは家庭の中でも意外に限定的なのかもしれませんが、直刺しだけではなくコードによりコンセントから離して設置することも可能で設置環境に応じたセッティングを可能としている点は大変評価できます。

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それではさっそく接続をば。まずは説明書の手順に従って設定を行ってみました。一方のアダプタを光回線用のCTUと、もう片方のアダプタはテレビとLAN接続し両方の電源をON。その後、双方のAOSSボタンを押すだけで無線接続がすんなり確立されました。途中パソコンを使う必要もありません。最近はAOSSの他にも”らくらく無線スタート”や”WPS”といったボタンひとつで無線接続を確立するための機能が各社の機器に備えられていますが、WA-1100の場合は親機、子機の違いも意識する必要がないので右も左も分からないまったくの初心者にとってはよい製品のかもしれません。

しかし、気になった点もいくつか。まずは発熱の問題。本体が相当熱くなるにもかかわらず放熱の仕組みが一切ないので、夏場は動作が不安定になる恐れがあります。実際、わたしが試用した短時間の間にも怪しい動きを確認したのでエアコン無しの環境ではとても長持ちしそうにありません。

また、初心者向けの便利さを追求した一方で自分でこまかな設定を行うための設定画面が使いにくいことも頂けません。アダプタ1台だけを我が家の既存の無線環境に参加させてみようと思い、ウェブ管理画面からいろいろ設定を行ってみたのですがこれが恐ろしく分かりづらい。SSIDひとつ入力するにしても設定画面が曖昧で親機として動作させるためのSSIDなのか、子機として接続させたいSSIDなのか判断つかない…といった感じなのです。説明書にもその辺の情報は書いてありません。おまけに、ちょっと設定を変えただけで反映に数十秒待たされるなど、設定画面の出来の悪さは凄まじいものがあります。次第に辟易して途中で投げ出してしまいました(笑)。この辺はいかにもバッファローの製品らしいな…といった感じです。

一応、今回のお試し期間終了後にそのまま買取りも可能なのですがその価格は12,000円(税別)とのこと。例えこれが1,200円でもわたしは買うつもりはありませんが、どうしても欲しいという方がいらっしゃればバッファローが直接販売しているWLAE-AG300N/V2の方がいくらか安く売られているのでそちらを狙うのも良いかもしれません。ただし、バッファローは消費者サポートがすこぶる評判悪いので使い方や故障時の対応に不安のある方はNTTが取り扱っているこちらの製品の方がいくらか安心できると思います。

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