Galaxy S(SC-02B)での音楽再生

iPhoneを契機とする潮流に沿って最近の主なスマートフォンには3.5mmイヤフォンジャックが備えられており電話としての機能はもちろん携帯音楽プレーヤーとしての性格も持ち合わせています。これまで充電の手間を考えて携帯電話と別にiPodやWalkmanを持つことを避けてきたわたしはこれまで国産ガラパゴス携帯の制約だらけな音楽再生機能で間に合わせていたのですが、今回購入したGalaxy S(SC-02B)でようやくそれなりに使える携帯音楽再生環境を手にすることができました。今回は携帯音楽プレーヤーとして見たGalaxy S(SC-02B)について気づいた点などを少しまとめておこうと思います。

まずはハード面。最初に少し書いたようにGalaxy Sには3.5mmイヤフォンジャックが用意されていて、一般的なイヤフォンをそのまま使用することができます。つまり本格オーディオ用として市販されているイヤフォンをそのまま使用することが出来るということ。一見当たり前のことのようですが、こうしたことはキャリア主導で平型端子を採用させられていた従来の国内メーカー製ガラパゴス携帯では考えられなかったことです。平型端子そのものがノイズに弱かったこと、さらに平型端子⇒3.5mmへの変換アダプタを介することによる音質の劣化は明らかでしたので、わたしにとっては3.5mmイヤフォンジャックが使えるというだけでもスマートフォンに乗り換える動機として十分すぎるものでした。


しかしGalaxy Sの3.5mmイヤフォンジャックには若干クセがあるようで、使用するイヤフォンのプラグによっては力いっぱい奥まで差し込むとイヤフォンから音が出なかったり片側からしか音が出なかったりすることがあるので少し注意が必要です。指先で軽く差し込んで、つっかかりのあるところで止めてやるとうまくいきます。ドコモがGalaxy Sの日本導入に際して映像出力に対応した4極プラグから映像出力非対応のものに変更しているので、その悪影響が出ている…というのがわたしの勝手な想像ですが真相は不明。接続時はちょっと気にかける必要はありますが、一度その状態で正しく接続できることが確認できたらその後は少々プラグに触れても問題はない模様。慣れてしまえば気にはなりませんが、これは今後改善して欲しいポイントのひとつです。(2011/04/19 追記参照)

Galaxy Sで再生可能な音声ファイルはMP3、AAC(AAC+/eAAC+含む)、OGG、WMA、WAV、AC3など。iPhoneやiPodと異なりWMA形式のファイルをそのまま再生できるというのはWindowsユーザーにとっては大きなポイント。楽曲をWMAでライブラリしている人って結構いらっしゃいますからね。

次にこの手のデバイスにつきもののホワイトノイズですが、Galaxy Sではほとんど気になりません。愛用のSHURE製高遮音性イヤフォン『SE210』を使って静かな部屋で確認したのですが、画面の切り替えなどに際してわずかに聞こえることはありましたが通常の使用状況ではまず認識することはできないレベル。以前購入を検討していたXperiaはホワイトノイズが酷くてWalkmanのような品質を期待した人からはかなり落胆の声が聞かれたのですが、その点Galaxy Sは非常に優秀です。この薄い筐体にシールド満載の極端なノイズ対策を施してる…とは考え辛いので、はじめからそれらを意識した設計や部品の選定を行っているのかしらん?Galaxy SはiPhoneを研究して作られた端末、ということですが意識したのは見た目だけではないのかもしれません。

それから携帯音楽プレーヤーとしての使い勝手を大きく左右する要素のひとつなのがデータ保存用のメモリサイズ。同じドコモの冬モデルであるシャープ製「LYNX 3D(SH-03C)」や「REGZA Phone(T-01C)」が本体メモリ1GB + 外部ストレージ(microSD)最大16GBなのに対し、Galaxy Sはなんと本体メモリ16GB + 外部ストレージ(microSD)最大32GB!これは現在販売されているAndroidスマートフォンの中でもダントツのメモリ搭載量で、世界有数のメモリ製造メーカーでもあるサムスンの面目躍如といったところ。無論、システムファイルや追加インストールしたアプリケーション用の領域も別途必要なのでその容量すべてをデータ用として使えるわけではありませんが、それを勘案しても外部ストレージと合わせて計45GB近い容量を自由に扱うことができる計算になるので、Galaxy Sを使っていて容量不足に陥る心配は無用でしょう。

最後にソフトウェアについても少し。プリインストールされている『音楽プレイヤー』はアルバム別、アーティスト別で音楽ファイルを表示できるのはもちろん、プレイリストにも対応。イコライザ機能搭載で音声のカスタマイズも可能なほか、PopやRock、Jazz、Danceなどの標準的なプリセットも用意されています。また、イヤフォン使用時には擬似5.1chサラウンドでの再生も可能で、iTunesなどで編集可能なジャケット写真を含んだMP3ファイルなどは再生中にその画像が表示されるなど、シンプルな外見ながらも比較的満足度の高いアプリケーションに仕上がっています。

Galaxy S(SC-02B)での音楽再生

しかし残念な点もいくつか。1つはイコライザーの設定のメッシュが粗くてなかなか思い通りの音にならない事。耳慣れた音で聞きたいと思い、イコライザーを相当いじってみたのですが、ボーカルがこもったりピアノの音がストリングスに掻き消されてしまったり…と思い通りのセッティングを見出すことができません。それからレジューム再生機能が無いのもどうかと。この辺はソフトウェアの仕様でありアップデートでどうとでもなるだけに今後改善されることを期待しましょう。

そこでオススメなのが『PowerAMP Music Player(Trial)』。Trialの付いていない有料版もリリースされていますが、今なら同等機能のトライアル版がAndroidマーケットから無料でダウンロード可能です。こちらはより詳細なイコライザー設定が出来て、レジューム再生も可能。おまけにGalaxy Sにイヤフォンを挿すだけで再生が開始され、抜くと停止するような設定も可能な気の利きよう。最初の方で書いたイヤフォンジャックの不具合のせい(?)か、ソフトの不具合か理由ははっきりしませんがイヤフォンを挿入によるリジューム開始時に音声が出ないという不具合が何度かあったのでその機能はOFFにしていますが、そこを除けば大きな不満もありません。当面はこれを使おうと思います。(2011/04/19 追記参照)

Galaxy S(SC-02B)での音楽再生

携帯音楽プレーヤーとして見たGalaxy S(SC-02B)。悪くはないですよ。

追記 (2010/12/23)

PowerAMPでイヤフォン挿入時の自動再生開始機能が上手く働かないケース(再生は始まってるんだけどイヤフォンからも本体からも一切音が出ない状態になり、再起動せざるを得ない)があります。PowerAMPの問題なのか、本文にも書いたイヤフォンジャックの問題に絡むGalaxy Sの不具合なのかは現時点では不明です。よって、わたしは現在自動再生開始をオフに設定して使っています。
また、Galaxy Sの音楽再生の音は一見そんなに悪くないのですが、数種類のソフトでイコライザを相当いじってみましたがやはりどうやっても聞こえづらい音があります。Bluetoothで再生するとうまく聞こえるんですが…。搭載しているサウンドチップの問題でしょうか?

追記 (2011/01/17)

PowerAMPトライアル版の試用期間が終了して起動ができなくなったのですが、個人的に有料版に移行するほどのメリットを見出せなかったので、結局プリインストールの『音楽プレイヤー』に出戻りました。音についてはもともとハードに依存するところが大きく、プリインストールソフトでもそれほど悪いわけではありませんからね。リジュームが無いことだけは我慢しないといけませんが。

追記 (2011/04/19)

購入後約半年を経て衝撃の事実が判明。これまでイヤフォンは正面からプラグが数ミリ見える状態で使っていて「韓国製はこの辺の作りが雑だなぁ」なんて思っていたのですが、そこからさらに力を入れてプラグが見えない位置まできちんと挿し込んであげないといけなかった様子。最初は「これ以上力入れたら壊れるんじゃ?」ってくらい堅くてこれまでまったく気づきませんでした。

で…「イコライザをいじっても聞こえづらい音がある」といったココの記述はすべて撤回します。奥まで挿したらきちんとと聞こえるようになりました…。「こんなもんだろう」と思っていた音質もガラっと良くなり、PowerAMPの再生開始の不具合も問題なくなりました。本当にごめんなさい、完全にわたしのミスでした。

Galaxy S(SC-02b)、やっぱ最高です。

    この記事へのコメント

    メールアドレスが公開されることはありません。

    頂戴したコメントは管理者に承認されるまで表示されません。