アストル・ピアソラ『Tango:Zero Hour』

Tango:Zero Hourアストル・ピアソラを代表する作品のひとつ『Tango:Zero Hour』。もとは1986年に発表された作品ですが、今回購入したのは2010年にリリースされた最新リマスタリング+緑色コーティングを施した高音質なハイブリッドSACD版です。

彼を代表する作品のひとつに挙げられる本作ですが、組曲『ブエノスアイレスのマリア』などに見られる激情に溢れた音やクラシック、ジャズ、ポップスなどの要素をふんだんに散りばめた意欲的な旋律を抑えたこの作品は他に比べると比較的地味な存在。それでもそれでも民族音楽的なエッセンスを取り込みながら優しく心に訴えかけてくる楽曲の奥深さには驚嘆を覚えます。

今回はSACD化による従来のCD版からの音質向上を期待しての購入でしたが、もともとSACD化を前提に収録したものではないため最新リマスタリングといっても驚くほどの差は感じられませんでした。とはいえ音のキレやクリアさは確かに向上しているので、これから購入するのであればSACD版の方がオススメです。

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