今月1日、Microsoftは次世代OS「Longhorn」でのRAWファイルのネイティブサポートに向けAdobe Systems、キヤノン、富士フイルム、ニコンと提携を行った旨の発表が行われました。
デジタルカメラの上位機種に採用されるRAWファイルはメーカー・機種毎に仕様が異なっているため画像を閲覧するにもそれぞれに対応したアプリケーションを用意する必要がありますが、今回のパートナーシップではそのような断片化したアーキテクチャの標準化を図っていくことが謳われています。
これをきっかけにメーカーの垣根を超えた規格統一が期待されます。
同ツールはエクスプローラ上でRAWファイルをサムネイル表示可能とするもので、対応OSはサービスパック2と.NET Framework 1.1導入済みのWindows XP。
対応するデジタルカメラはニコン D1/D1x/D2H/D2x/Nikon D70/D100、COOLPIX8800/5700とキヤノン EOS-1D/1Ds/1D Mark II/1Ds Mark II/D30/D60/10D/20D/Digital Rebel (300D)/Digital Rebel XT、Powershot G2/G3/G5/G6/Pro1/s30/s50/s70。今後バージョンアップで対応機種は拡大していくものと思われます。
ニコン純正の『Picture Project』に比べるとプレビュー表示は遅めですが、今後リリースされるOSやサービスパックでデフォルト搭載されるようになれば異なるメーカーのカメラを使う人とのファイルのやりとりも容易になって大きく利便性が向上するものと思われます。