以前から囁かれていた通り、トヨタ自動車は近くセリカの生産・販売を打ち切ることを発表しました。打ち切りは4月21日。この日をもって1970年から続いてきた『セリカ』の名が消滅する事になります。
日本初のスペシャルティカーとして登場して以来、その走りと斬新なデザインで時代々々の若者たちの憧れだったセリカ。国内販売のピークは73年の約8万5000台でしたが、映画『私をスキーに連れてって』に登場して脚光を浴びたり、GT-FOURを擁して世界ラリー選手権に参戦して輝かしい戦績を残すなどトヨタの歴史を語る上で決して忘れることの出来ない存在。それがいともたやすく消されていく日本の車文化の浅はかさに虚しさを感じてしまいます。
結果として最終モデルとなったZZT型セリカ。この車をわたしが購入したのは物心ついた頃から『セリカ』という車にずっと憧れを抱きつづけていたから。「大人になったらセリカに乗るんだっ!」と心に決めていたもんです。
これからも大事に乗ってあげなきゃな~、と思った一日でした。