今年6月にRadeon HD 3450を搭載した玄人志向のグラフィックボード『RH3450-LE512H/HD』を購入し取り付けたものの想像以上の発熱に恐れをなして使用を中断、紆余曲折の末売却してしまいました。
その後は以前からの『SARX3HM-128ERLP』で凌いでますが、近々大きなモニターの購入を考えているので可能であればグラフィックボードは強化しておきたいところ…。そこで、消費電力が低く発熱も幾分抑えられていると思われるATIの新ローエンドチップRadeon HD 4350を採用した『GIGABYTE GV-R435OC-512I』を購入。
Radeon HD 4350に関してはまだネット上でも情報が少ないので人柱は覚悟のうえでさっそく装着。
ATIのグラフィック製品向けのドライバ「Catalyst」の最新バージョンは8.11ですが、何かしら不具合を抱えているらしくうまくインストー出来ないようなので「Catalyst 8.10 Hotfix」を導入。こちらはHDMIオーディオドライバまで含め正常にインストールされました。
一通り動作を確認したとことでベンチマークを実施。テストに使用したPCの環境は次の通り。
HP Compaq Business Desktop dx6100 ST/CT※一部カスタマイズ | |
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OS | Windows XP Professional (SP3) |
CPU | Pentium 4 520 (2.80GHz) |
チップセット | Intel 915G Express |
メモリ | PC3200(DDR 400) 2048MB(512MBx4) |
HDD | WD Caviar Green WD10EADS (1TB/5,400-7,200rpm) |
多少詳しい方であればお分かりかと思いますが、幾分環境が古く各所にボトルネックがあるため以下の値は参考程度に留め、過去に同機で計測した他のグラボとの相対評価としてご参照ください。
Sapphire『SARX3HM-128ERLP』(Radeon X300 SE HyperMemory)
(3DMark 05) 1164 3DMarks
(3DMark 06) 320 3DMarks玄人志向『RH3450-LE512H/HD』(Radeon HD 3450)
(3DMark 05) 3439 3DMarks
(3DMark 06) 1591 3DMarksGIGABYTE『GV-R435OC-512I』(Radeon HD 4350)
(3DMark 05) 4665 3DMarks
(3DMark 06) 2143 3DMarks※すべて解像度 1280×1024 にて実施
ベンチマーク中、『GV-R435OC-512I』のGPU温度は最高で79度といったところでした。ベンチマークの結果に関しては、ビジネス用途メインで年に数度軽めのゲームをやる程度といった自分の用途を考えると十分すぎる(X300でも十分だろ…という話は置いといて。笑)くらいですが、ドライバが熟成した段階でもう一度ベンチをかけてみたいですね。
なお、今月中に公開予定のグラフィックスドライバ「Catalyst 8.12」ではRadeon HD 4000シリーズに対して「ATI Stream」のアクセラレーションを有効にするなどGPUの各種演算への活用などが予定されているようです。4350は対象外のようですが…ハハハハ(棒)。