昨年末から今年にかけてAV機器の大幅な入れ替えを行ってきましたがそれもひと段落。これからは今ある機材を活かすための環境整備を中心に行っていく予定です。
手始めにこれまでほとんど意識してこなかった電源まわりに手を入れみようと思い、もっとも安価で効果を実感しやすいといわれる壁コンセントの変更を行ってみました。
導入したのはパナソニック電工製の接地(アース)極付きコンセント『WN1512K』。いわゆるオーディオ・グレードの専用品などではなく、大手のホームセンターに行けば普通に売られている一般家庭向けの商品。1つ400円前後の安価な製品ですが、至ってシンプルな構造ゆえ素直な音が引き出せるとしてオーディオマニアの間では昔から定番となっている商品です。
もともとリビングに取り付けられていたコンセントは『WN1302』。アースの来ていない箇所なのでWN1512Kに変えても接地極は機能しませんが、AV機器の中には3Pコンセントを採用しているものが多いのでそれらをアダプタ無しに直接挿せるようになるというだけでも交換する価値はあろうというもの。
既設のコンセントをWN1512Kに交換
交換作業は感電防止の為該当箇所のブレーカーを落としてからとりかかります。まずは爪をひっかけて前面の化粧カバーを取り外します。
化粧カバーを取り外すと受け側のプレートが見えるので、これを固定している小ネジを外してコンセント本体にアクセスできるようにします。
コンセント本体を止めているネジも外して接続されているコードごと引き出します。
マイナスドライバーを差し込んでロックを緩めたらコンセント本体からコードを取り外し、WN1512Kに付け替え。あとは逆の手順で元通りに戻して作業完了です。
やることは至極簡単なんですがこれらの作業を行うには電気工事士の資格が必要になります。よって、今回の作業はうちの子供の顔を見るために遊びにきた有資格者の親類にやってもらいました。
オーディオの世界に於いては昔から「音質改善の基本は電源」と言われるものの、電気なんて通電さえしてれば一緒やろ?と眉唾な印象しか持っていませんでしたが、コンセント交換後に音を鳴らしてみたところ音の切れが断然良くなってる!!
オーディオの世界って奥が深いですね。
パッケージングによる型番の違い(2011-08-11)
ちなみにWN1512Kは小売用にパッケージングされた『WN1512KP』として売られている場合もあります。中身はWN1512Kとまったく同じもの(刻印もWN1512K)です。