サンディスク製のリーダー/ライターの新製品『サンディスク イメージメイト オールインワンUSB3.0リーダー/ライター(SDDR-289-J20)』を購入しました。これまで使ってきたアイ・オー・データ製のリーダー/ライター『USB2-W12RW』は購入当時こそかなり高速な部類に入る製品でしたが、その後に登場した高速規格に対応していないせいでの大容量メディアの読み書きにストレスを感じることが多くなってきたので買い替えた次第です。
白いツヤのある本体に金属製のスタンドとUSB3.0対応ケーブル付き。対応メディアはSD、miniSD、microSD(HC・XC・UHS-I)カード、MMC、メモリースティック(PRO・PRO-HG・Duo)、コンパクトフラッシュ(UDMA7)までと現行の最新規格をほぼ網羅。USB3.0による転送速度はもちろん、メモリーカードのトップブランドであるサンディスク製ということもあり信頼性にも十分に期待ができます。
ということで、はじめて購入したUSB3.0規格の周辺機器ということでどの程度の性能を見せてくれるのか楽しみにしつつ、転送速度を確認してみました。
検証には昨年末に購入した『HP EliteBook 8460w Mobile Workstation』、メディアには現在コンパクトフラッシュの中で最も一般的と思われるUDMA対応で400倍速(60MB/秒)の『サンディスク エクストリーム コンパクトフラッシュ』を使用。8460wにはUSB3.0とUSB2.0をそれぞれ2ポートずつ装備しているのでそれぞれで確認。
まずはUSB2.0での結果。
続けてUSB3.0での結果。
結果はいうまでもなくUSB3.0の圧勝。60MB/秒というコンパクトフラッシュの性能を存分に引き出した数値が出せているようです。これまで高速なメディアを購入してもUSB2.0の実効速度がボトルネックとなってPCへの転送に時間がかかるケースが多々ありましたので、これからはそうしたストレスから解放されそうです。
一方、転送速度以外では気になる点も。USB3.0は規格自体が新しいこともあり専用ケーブルのブラッシュアップが進んでいないせいか、この製品に付属するケーブルも太くて硬め。スタンド利用時にケーブルを動かすと簡単に倒れてしまうことがあるので取り回しの良いUSB3.0ケーブルがリリースされるまでは、気をつけておいた方が良さそうです。