我が家のRaspberry Piは初期セットアップ完了後にキーボードやマウス、ディスプレイを外して普段はWindows機からSSHクライアントを使ってコマンドライン操作しているのですが、最近ちょっとした設定変更を行う際に「GUIで済ませられたら楽なのに…」と感じることが多かったのでリモートでraspbianのデスクトップ環境を扱えるようにしてみました。
一般にリモートでLinuxのGUI操作を行うにはVNCを利用することが多いのですが、現在自宅で使っているPCの大半がWindows機なので今回はWindows標準の「リモートデスクトップ接続」を利用することにします。リモートデスクトップ接続を使うにあたりRaspberry Pi側で必要な作業はRDPサーバのインストールだけ。
$ sudo apt-get install xrdp
xrdpはインストール後にこれといった設定を行わなくても毎回自動起動してくれるのでVNC環境を構築するより簡単です。
あとはWindows端末でリモートデスクトップ接続を起動。
「コンピュータ」欄にRaspberry PiのIPアドレスを入力して「接続」。Windows同士の接続ではないため警告が表示されることもありますが、その場合は構わず「はい」で次へ。
ユーザ名(pi)とそのパスワードを要求されるので正しく入力すれば接続完了。
ネットワーク越しなのでレスポンスはやや緩慢ですが、設定変更などのちょっとした操作であれば支障なく行うことが出来ます。