自宅で利用している『HP EliteBook 8460w』はモバイルワークステーションに位置付けられた製品なのでメーカー団体主導で民生用途に策定されたHDMIポートは装備しておらず、外部モニターとの接続には「DisplayPort」端子を利用することになります。
場当たり的に拡張を繰り返すHDMIとは異なり当初から超高解像度を考慮した設計がなされているDisplayPortだけに今後4Kや8Kといった高精細映像が主流になっていくにつれてシェアを拡大させてくるものと考えられますが、現状では先に普及したHDMIの存在感が強すぎていまいちメジャーになりきれていません…。
このような現状にあって困るのがケーブル選び。コネクタの形状やケーブルの長さ、細さなどバリエーションも豊かなHDMIケーブルとは対象的にDisplayPortケーブルの選択肢の少ないことといったら!!
愛用のワークステーションモニター『HP LP2475w』との接続には同ディスプレイに付属していたDisplayPortケーブルを利用してきたのですが、このケーブルの固さと太さには難儀。コネクタ部も大きいので機器を壁に寄せて設置することも出来ないまま「そのうちL型端子のケーブルや変換コネクタが販売されるはず…」と気長に待ち続けてはや6年。そのようなアイテムが商品化されたとの報は一向に伝わってきませんが、引越後もケーブルの扱いで苦労しているデスク回りを少しでもスッキリさせようと思い昨年サンワサプライからリリースされたDisplayPortケーブル『KC-DP15K』を調達しました。
ケーブル径4.5mmで「極細」を謳うこの製品。従来品に比べれば確かに細くて柔軟性もあり取り回しの良さは段違いです。
コネクタ部はL型ではないものの必要最小限の大きさに抑えられているので設置の自由度も大幅に向上しました。
サンワサプライの商品には正直良い印象がないのでこれだけ細いケーブルでノイズ対策とか大丈夫かいな?と不安もありましたが今のところ問題は見当たりません。
DisplayPortケーブルの取り回しに苦労されている方が他にいらっしゃれば、一度試してみる価値はあると思いますよ!