Bluetoothまわり(?)のトラブルのため先日交換してもらった『Nexus Player』はその後順調に稼働しているのですが、交換後に不具合が再発しないか確認するためにインストールしたレースゲーム「Beach Buggy Racing」に迂闊にもハマってしまい夜中に時間を見つけてはプレイしている日々…。
Nexus Playerで同ゲームをプレイするにはゲームパッドが欠かせませんが、比較的電池持ちの良いBluetooth接続といえど1ヶ月は持たないので予備の電池を常備しておく必要があります。ただ、最近は乾電池を利用する機器が減り買い貯めしておくのも気が引けるので充電池を使用することにしました。
充電池といえば真っ先に「eneloop」の名前を思い浮かべる人が多いと思いますが、同製品を世に送り出した三洋電機はパナソニックの完全子会社となり事実上消滅。その後、パナソニックのロゴを前面に押し出した第4世代の商品が投入され現在に至っていますが、新デザインが物議を醸しているのは周知のところ。外見の是非はさておき、昨今のパナソニックの動きを見ているとeneloopブランドを終息させたくてウズウズしているのが明らかで商品供給がいつ絶たれるか分かりませんのでこの機に乗り換えを…と思い、以前から気になっていた「アマループ」とやらを購入してみました。
高品質・低価格を謳ってAmazon.co.jpが販売している「Amazonベーシック」ブランドの充電池で、三洋電機時代から現在に至るまでeneloopを製造している旧三洋エナジートワイセル(現FDK)からのOEM品とのことらしくこのご時世稀有な「MADE IN JAPAN」。
単3サイズでは容量1,900mAhで約1,000回の繰り返し使用に耐える『Amazonベーシック 充電式ニッケル水素電池』と2,400mAhで約500回の繰り返し使用が可能な『Amazonベーシック 高容量充電式ニッケル水素電池』の2種類がラインナップされていますが、前者は2010年頃まで販売されていた第1世代のエネループと全く同じスペックで型番まで旧eneloopの「HR-3UTG」に対し「HR-3UTG-AMZN」でウリふたつ。後者は型番こそ富士通の現行品『ニッケル水素充電池(2400mAh高容量タイプ)』の「HR-3UTHA」に似せた「HR-3UTHA-AMZN」ですが、こちらも性能は初代『eneloop pro』と同じで同品のクローンと思われていることなどから「Amazon版 eneloop」略して「アマループ」と呼ばれています。
eneloop製造で得たノウハウを活かして(流用して?)同じ工場で作っている商品であることは間違いないようですが、三洋配下にあった当時とは品質管理も違うだろうし仕入れの都合で原材料の品質も微妙に変わっていたりするでしょうから旧eneloopと全く同じ…との断言は出来ませんが、eneloopの急速充電器も問題なく利用出来るようだしスペック面だけ見ても確かに悪くない選択肢だと思い今回は高容量タイプを購入。通常タイプとの混同を避けるためこちらは「アマループ・プロ」「アマループ黒」などとも呼ばれているようですが、なんにせよNexus Player用ゲームパッドで問題なく使用出来ています。
なお、通常タイプのアマループと最新のパナソニック版エネループとでは繰り返し使用回数がそれぞれ1,000回と2,100回で大きな差がありますが、この手の電池は何度を出し入れしているうちに皮膜の方が先に傷んでくるため200~300回利用出来れば御の字。
余裕は大きいにこしたことはありませんが実際に1,000回や2,000回使う人なんて滅多に居ないと思われるので、この数字に拘る必要はないかなぁ…と思います。
8本中6本が死亡。品質に難あり?(2018-07-04)
Nexus Player用ゲームパッドや電池式のランタン(照明)などに利用してきた同アマループですが、これまでに8本中6本が死亡。
約500回充放電が可能なはずが、50回も満たないうちに手持ちのPanasonic製充電器『BQ-CC55』では赤点滅(=充電池の劣化)で充電不可に。念のためサンヨー時代の充電器『NC-TGR01』でも試してみましたが、こちらも充電池の寿命を示す青点滅。一応充電はされてるようですが、正常とされるものと比べると確かに電圧は低め。使えないことはないのでしょうが、正常なものとの組み合わせは難しそう。
本物のeneloopはもっと酷使しているにもかかわらずこのような状態に陥ったものは1本もないので、やはりアマループは値段なりの品質しかなかったのかもしれません。
全滅(2019-10-09)
最後まで残っていた1本が本日(無事?)死亡。
アマループなどと騒がれはしましたが、やはりエネループのバッタもんに過ぎなかったようです。