頑なにPHP7導入を避けてきた「さくらのレンタルサーバ」ですが、さすがにこれではマズイと感じたらしくこのタイミングでPHP7.1が利用可能となりました。
さっそく試してみましたが、WordPressを用いたサイトではレスポンスにほとんど違いを感じられず。さくらの場合、読み込み開始までにかかる時間の方がPHPの処理時間より断然長かったりするので、サーバ本体の基本性能が強化されない限り改善の実感は難しそう。
ただ、PHP7系ではCPUにかかる負荷も減少するためお馴染みの503エラーが出にくくなる?などのメリットはあるかもしれません。PHP5.6のサポートも永遠に続くわけではないので、切り替え可能な方は早めにPHP7に切り替えておきましょう。
形ばかりとはいえようやくPHP7に対応したさくらですが、来年には主なブラウザがSSL非対応ページを「安全ではない(Not secure)」サイトとして扱うようになることからLet’s Encryptなどの無料SSLへの対応予定無しと公言した同サービスからは今後大量の退会者が出ることが予想されています。実際、わたしも個人で抱える中小のお客さんのウェブサイトを別会社に移行済みだったりするわけで…。
数年後に「さくら?あったよね、そんな会社。」ってことにならなければ良いんですけど。