先に行われていたAmazon.co.jpのブラックフライデーで最新のFire TVデバイス『Fire TV Stick 4K Max』が43% OFFの特価になっていたので思わずポチってしまいました。
現在、リビングのテレビでは2018年末に購入した前モデル『Fire TV Stick 4K』を使用中ですが、2年の延長保証も切れてしまっていることに加え、現在手配中の新しいPC用モニターでも手軽にプライムビデオが楽しめればと思ってのこと。
若干の出遅れた感は否めませんが、備忘録もかねてパッケージ中身や新旧比較を実施しておくことにします。
開封の儀&前モデルとの比較
前モデルと同様、紙製のシンプルなパッケージに収められた『Fire TV Stick 4K Max』。
パッケージの中にはFire TV Stick 4K Max本体、Alexa対応音声認識リモコン(第3世代)、USBケーブル、USB-AC 電源アダプタ、HDMI延長ケーブル、単4電池2本およびスタートガイドが収められています。
本体側にはテレビに繋ぐHDMI端子と給電用のUSB Micro-B端子が用意されています。
今時Micro-Bはないだろう…と思いますが、一度設置したら繋ぎ直すことなんて滅多にないでしょうから別に良いか。
第3世代と称される新しいリモコンは下位ラインナップの製品である『Fire TV Stick(第3世代)』に添付されているものと同じ。
番組表ボタンに加え、Prime Video、Amazon Music、Netflix、DAZNといった主なサブスクリプションサービスへのショートカットボタンが用意されているのでこれらのサービス利用者にとっては利便性向上となりそうです。
新旧モデルを並べてみましたが、本体及びリモコンともサイズには変わりはありません。
手にした感じだと本体は新型が軽く、リモコンはボタンが増えた分新型の方が若干重たいです。
スペック
Fire TV Stick 4K Maxのリリース直後に掲載されたレビューの多くに、Amazon.co.jpのウェブサイトからコピペしてきたと思われる4K対応でない下位モデル『Fire TV Stick(第3世代)』との対比表が掲載されていましたが、前モデルの『Fire TV Stick 4K』との比較でないと意味がないよね…ってことで以下に整理してみました。
Fire TV Stick 4K Max | Fire TV Stick 4K | |
---|---|---|
メーカー | Amazon | Amazon |
国内発売日 | 2021年10月 | 2018年12月 |
CPU | MediaTek MT8696(1.8GHz x4) | MediaTek MT8695(1.7GHz x4) |
GPU | IMG PowerVR GE8300 | IMG PowerVR GE8300 |
RAM | 2.0 GB | 1.5 GB |
ストレージ | 8.0 GB | 8.0 GB |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 + LE | 4.2 |
リモコン | Alexa対応 音声認識リモコン (第3世代) | Alexa対応 音声認識リモコン (第2世代) |
対応フォーマット | ビデオ: Dolby Vision、HDR10、HDR10+、HLG、H.265、H.264、VP9、AV1 / オーディオ: AAC-LC、AC3、eAC3 (ドルビーデジタルプラス)、FLAC、MP3、PCM/Wave、Vorbis、Dolby Atmos (EC3_JOC) / 写真: JPEG、PNG、GIF、BMP | ビデオ: Dolby Vision、HDR10、HLG、H.265、H.264、VP9 / オーディオ: AAC-LC、AC3、eAC3 (ドルビーデジタルプラス)、FLAC、MP3、PCM/Wave、Vorbis、Dolby Atmos(EC3_JOC) / 写真: JPEG、PNG、GIF、BMP |
CPUやメモリ、無線LANの対応規格で底上げが図られているのが主な違い。これにともなって対応フォーマットにHDR10+とAV1が新たに加わっています。
GPUやストレージ容量は以前と変わりありませんが、一時はAmazonが力を入れていくとしていたFire TVシリーズ対応ゲームがこの3年鳴かず飛ばずだったのでこの辺は割り切った上での設計なのでしょう。
以前の4K購入時のレビューに倣ってGeekbenchのapkをサイドロードしてベンチマーク結果を…と思ったのですが、Fireシリーズに採用されているOSが古いAndroidをベースにしているせいか最近のGeekbenchは起動すら出来なくなっているようだったので当方での実施は断念。海外のサイトの情報によれば、Fire TV Stick 4K MaxのスコアはFire TV Stick 4Kに比べSingle-Core、Multi-Coreともおよそ20%の性能アップを果たしているようです。
Amazon.co.jpの商品説明によると「従来のFire TV Stick 4Kよりも40%パワフルに」といった記述が見られますが、こちらはメモリ容量の差が反映されるベンチマークでの実施結果なのだろうと思われます。
使用感
一通り使ってみた感じですが、CPUの性能アップとメモリ増加の効果は大きく旧Fire TV Stick 4Kに比べ何をやるにも反応が良く非常に満足しています。
Fire TV Stick 4KではDAZNで動画を視聴後にしばらく動作が不安定になったりリモコン操作の応答に時間がかかったりしていたのですが、そのストレスが大きく軽減されました。
これまでと同様に4K Maxも802.11ac(Wi-Fi5)で接続しているにもかかわらずPrime Videoのサムネイル表示、動画のバッファリングといった動作も随分スムーズに。
これも慣れてしまえば当たり前に感じてしまうのでしょうが、今は素直に感動しています。買って良かった。
まとめ
ここ数年でプライムビデオ、Netflix、DAZN、ABEMA、TVer、YouTubeなどといったネットメディアへのデジタルシフトが大きく進化しています。
これら盛り沢山のコンテンツをより快適に楽しむのに、Fire TV Stick 4K Maxは現状考えられる中で最高の選択肢であることは間違いありません。