トヨタ自動車が発表し、クルマ好きの間で話題となった「アルミテープチューン」。
トヨタ自動車の発表によると、「樹脂パーツなどの帯電しやすい部位に貼ることで、空力やスタビリティに悪影響を与える静電気を放電し、本来の性能が発揮できるようになる」とのことですが、疑似科学で効果を謳う怪しげなオカルト商品な感が否めず、わざわざ懐を痛めてまで試してみようとは微塵も考えていませんでした。しかし、ネット通販で期限切れの近いクーポンの使い道に悩んでいたところ、たまたまトヨタ純正の同テープがリコメンドされたので、怖いもの見たさも手伝ってポチってしまいました。
トヨタ純正のアルミテープは、採用する車種に応じてサイズや加工が異なる商品が何種類かラインナップされていますが、今回入手したのは全長が比較的短めの『モールディングテープ No.1(7589578030)』。レクサスのNX300などで採用されているもののようです。
放電しやすいよう波上のカットが施されていたり電気を通しやすい糊面が採用されていたりするものの、素材自体はそれほど特殊なものではありません。
折角なら少しでも効果を実感できそうな場所に貼った方が良いだろうと思い、入手後に改めてアルミテープチューンに関する記事を見て回った末に、ステアリングコラムカバーの内側下部に貼付しました。
インプレッサ G4は同カバーを外すのが面倒ですが、よほど肉厚な手指でなければカバーを付けたままでも隙間から作業は可能です。
貼付後、よく言われているような直進安定性などに関し実感できるほどの違いはなし。加速時の蹴り出しが僅かに良くなったり、内装の軋み音の発生が低減された感はありますが、プラシーボと言われたら否定できないレベルです(笑)。とはいえ、貼っておくことで悪い影響が生じるようなことはなさそうなので、長期的に観察してみようと思います。