月: 2007年2月

sarge+2.6系カーネル適用済み玄箱用インストールイメージを作る

自宅でDebian化した玄箱を活用中ですが、実験機的な使い方をしていることから誤ってシステムを壊してしまい一から環境を構築し直すことになったことが一度や二度ではないので、Sarge化+カーネル2.6.20化まで済ませた状態のクリーンなインストールイメージを用意しておくことにしました。

インストールイメージの作り方

ベースにしたのは『玄箱で遊ぼう!!』から入手可能なDHCP対応イメージ。固定IP(192.168.0.100)設定で配布してくださってる『玄箱うぉううぉう♪』さんや『Genbako』さんのDebianイメージを元に自分でDHCPクライアント設定しても、何故か一部ルーターとの接続が上手くいかないケースがあったのでこちらを利用させてもらってます。

『ニコン Capture NX完全ガイド』

ニコン Capture NX完全ガイド (impress mook―DCM MOOK)Nikon D70』で撮影した画像の現像に以前『Nikon Capture 4』を使っていたわけですが、昨年の秋以降は『Capture NX』を利用しています。『Capture NX』は『Nikon Capture 4』の後継ソフトですが、使い勝手もインターフェースも大きく変わっていていまだに戸惑うことがあります。そこで、先月末に発売された『ニコン Capture NX完全ガイド』を購入してみました。

定価2,200円(税抜)、と少々高めながら全カラー144ページで作例を収録したCD-ROMつき。作例を参考にしながらの補正のテクニックや各機能の解説は無駄なくツボを押さえたもので、このソフトに慣れた人でもクイックリファレンスとして十分活用できそう。また、巻頭部には『Capture NX』を通じてはじめてニコンの現像ソフトに触れる人向けにNEFのメリット等の説明も掲載されており、初心者から熟練者まで幅広く楽しめる内容になっています。

『Capture NX』の製品に付属するマニュアルがあまりにあっさりとしているので、それを補完する意味でも手元に置いておきたい一冊です。

玄箱のカーネルを2.6.20化

Debianの次期stableとなる「etch」がカーネル2.6以降のみの対応となるそうなので、それに備えてGenbakoさんとこのモジュールを使って『玄箱』にカーネル2.6.20を導入しました。

# cd /home/tmp-kun
# wget http://www.genbako.com/kernelimage-2.6.20-kuroBOX.tgz
# wget http://www.genbako.com/modules-2.6.20-kuroBOX.tgz
# cd /boot
# tar xzvf /home/tmp-kun/kernelimage-2.6.20-kuroBOX.tgz
# reboot

# apt-get install module-init-tools
# cd /lib/modules
# tar xzvf /home/tmp-kun/modules-2.6.18-rc2-kuroHG.tgz
# depmod -a

これだけでカーネル2.6.20化完了、Genbakoさんに感謝。これで「etch」への備えも万全!と安心していたら、USBサウンドデバイスから音が鳴らなくなっていることに気づく。

Virtual PC 2007導入でパフォーマンスも向上!

Microsoftによる仮想化ソフトウェアの最新版『Virtual PC 2007』の正式公開となりました。

従来の『Virtual PC 2004(SP1)』からの変更点は、Vistaをホスト/ゲストOSとして正式サポートしたほか、一部CPUがもつ仮想化支援機能に対応した点など。うちのPCはPentium 4 HTで仮想化支援機能には非対応だし、Vistaを早急に導入する予定もありませんが、2004(SP1)に比べてパフォーマンスの向上が図られているとのことでさっそくインストール!

『Virtual PC 2004(SP1)』がすでに導入されているうちの環境でも何のトラブルもなくインストールは完了。2004で作成していた環境も問題なく引き継げました。

kshでのコマンド履歴とパス補完

ここ数年、AIXを利用したシステム構築に携わる機会が多いのですが、最近になって初めてAIXのデフォルトのシェルであるkshを使用しました。

Telnet経由でプログラムの起動・停止やファイル操作を行う程度なので、使い慣れている bash、csh、tcsh などとの違いを意識することはないだろうと思っていましたが、いざ使ってみるとkshではカーソル上下でのコマンド履歴の索引やタブ・キーによるパス補完が効きません。うげ、ksh不便っ!!と思っていたら、コマンドの履歴は[Ctrl]+Nおよび[Ctrl]+P、パス補完は[Esc]x2なんだそうで。

勉強になりました。

Debian「etch」のリリースまだかなぁ

当初昨年12月が予定されていたものの、そのリリースが遅れている次期Debian「etch」のリリースを首を長くして待ちわびている今日この頃。

一部報道によるとゴタゴタした内情が遅れの原因と言われているようですが、現行stableの「sarge」もかつては「永遠にリリースにされない」と揶揄されたほどのんびり屋さん(?)なDebian Projectですので、ちょっとやそっとの遅れは気にしてはいけません。

とはいえ、「etch」では日本語デフォルトロケールがUTF-8になったり、mplyerが公式パッケージとして提供されるようになるなど、個人的に期待せずにはいられない変更が多く入っていて楽しみなんですよねぇ。

4月リリース予定?(2007-03-15)

こちらの記事によると4月2日までにRCバグを0件にしてリリース出来るようリスケされている模様。

予定は未定とはいえ現在の進捗具合から行くと4月中の公開は固い雰囲気。メンテナの皆さん頑張ってください!!

正式リリース!!(2007-04-09)

Debian GNU/Linux 4.0 “Etch”が昨日正式リリースされました。

当初予定から4ヶ月遅れでのリリースに「待ってました~」って感じです。時間が取れ次第、空いてるマシンにインストールして遊んでみようと思います。