約5年半に渡り愛用している高遮音性イヤホン『SHURE SE425』ですが、先日装着した際に指先で何かがポロっと。
シェ…シェル(ハウジング、外装)が割れてもうた。涙。
昨年あたりからパーツ結合部のプラスチックが一部欠けるなどしていたので来るべき時が来た感はありますが、スマホが壊れたり眼鏡を紛失するなどして想定外の出費が続いているこのタイミングは勘弁して欲しかった…どうも運気の悪い時期に突入してしまったようです。
幸い内部ユニットは無傷なので、国内代理店である完実電気に外装交換出来ないかと尋ねてはみたものの修理対応は行っていないとのこと。イヤフォン丸ごとの交換なら応じてくれるそうですが店頭で新品買うのと変わらないお値段だったので、それならば…と、ネットで見つけた交換用の外装部品を使って自分で修理することにしました。
SE425のハウジング交換
まずはシェルの殻割りから。中央の外装の継ぎ目にカッターを当ててテコの要領で軽く力をかけるといとも簡単に御開帳。この際、力を入れすぎて内部ユニットや配線を傷つけないように注意しましょう。
内部のBAドライバは細いケーブルを介してMMCXコネクタと繋がっていますが、シェルと密着してMMCXコネクタが外れにくくなっていたのでイヤホンケーブルを挿して少し抉ってやるとうまく分離出来ました。
取り出した内部ユニットを収める新しい交換用シェル(ハウジング)『MMCX着脱式 リシェル用ハウジング』はこちら。
入手価格は約4,000円とまぁまぁのお値段ですが、見た目や質感はどう贔屓目に見ても400円以下のレベル。色々探してみたものの、SE425のドライバを収容可能と謳う既成パーツが他に見当たらなかったので止むをえません…。
サイズや形状はSHUREとまったく同じ。
というか、おそらくはオリジナルを型取りしてネジ固定式に変えただけ。そのため、SHUREの内部ユニットを移植する場合は中身を単純に入れ替えるだけでOK。付属のMMCXコネクタに付け替えるような面倒な作業も必要ありません。
部品が小さいことに加え無理に押し込もうとするとBAドライバを覆うゴムパーツがズレて音の出口を塞いでしまうので組み付けは少々やっかい(写真や文章では伝えにくい…)ですが、焦らずゆっくりと作業すれば大丈夫。上手く収まったら付属のネジで外装を閉じ、問題なく音が出力されていることを確認して作業終了。
シースルーな外装は好みではありませんがとりあえず復旧成功。
ただし、この交換用ハウジングは遮音性が皆無に等しいので屋外での使用は非常に厳しい…。今からSE425を買い直すのも気が引けるので、繋ぎで『SHURE SE215』あたり試してみようかな。