WindowsやOffice、サーバー製品などの製品版ソフトウェアを評価目的に利用できるマイクロソフトの有料会員制サービス『TechNet サブスクリプション』が終了することが発表となり、昨年末に『TechNet サブスクリプション Professional』を契約しているわたし宛にもメールによる連絡が届きました。
TechNet サブスクリプション サービス提供終了のお知らせ
IT の動向やビジネスの原動力は絶えず変化しています。 マイクロソフトでは、それらの課題に対応するために、拡大する IT プロフェッショナル向けコミュニティの ニーズに合わせて、多くの皆様にご利用いただける無償の評価版ソフトウェアやリソースの提供を拡充してきました。 そのような背景から、TechNet サブスクリプション サービスの提供は 2013 年 8 月 31 日をもって終了させていただくことになりました。
追加情報:
TechNet サブスクリプション サービスの提供終了の詳しい背景や、現在ご契約いただいているお客様への影響については、TechNet サブスクリプションの提供終了に関する FAQ のページをご覧ください。有効なアカウントをお持ちのサブスクリプション会員のお客様については、現在の契約期間が終了するまでプログラムの特典が継続されます。
これまでサービスをご利用いただいていたお客様には、今回の決定によりご不便をおかけすることをお詫び申し上げます。マイクロソフトのテクノロジやサービスに関する情報をはじめ、それらの評価や導入に必要となる IT プロフェッショナル向けのリソースや技術情報については、TechNet サイトで無償でご提供してまいります。
IT プロフェッショナル向け無償リソース:
・TechNet Evaluation Center: 機能制限のない評価版ソフトウェアを無償で 30 ~ 180 日間ご利用いただけます。
・Microsoft Virtual Academy: 15 を超えるマイクロソフト テクノロジについて、エキスパートによる無償のテクニカル トレーニング コースが 200 種類以上用意されています。
・TechNet フォーラム: 技術的な質問に対する回答をコミュニティのメンバーから無償で得ることができます。
有償の MSDN サブスクリプションでは、ソフトウェアの評価が必要なお客様のために、上記の無償リソースの他、様々な特典を提供しています。– TechNet サブスクリプション チーム
既存ユーザは契約期間満了まで問題なく特典を享受できるようでとりあえず一安心。なお、新規や更新の申し込みは今年の8月31日までで、購入したサブスクリプションのアクティベートは9月30日までに済ませる必要があるとのことです。
メールの文面を見る限り『MSDN サブスクリプション』への移行を推奨しているようですが、MSDNはTechNetより遥かに高額。これでは個人レベルのアーリーアダプターを排除することにも繋がりかねず、マイクロソフト製品離れが加速しないかと余計な心配をしてしまいます。