以前にも書いた通り、さくらのレンタルサーバではmod_deflateによるgzip圧縮転送が行えないため、僅かでもレスポンス改善を図りたいという場合にはphp.iniにoutput_compressionの記述を追加することでPHPが吐き出すコンテンツに限って圧縮転送を有効にするというのが良く知られた手なのですが、ディスク容量アップに伴う先日のサーバアップグレードでサーバ構成が大きく見直されているようでもありひょっとして使えるようになってるのでは?と思い興味本位で試してみたところ…ハイ、使えるようになってました!バンザイ!!
php.iniにoutput_compressionの設定を施している場合にはこれを削除(さくらインターネットの「サーバコントロールパネル」より[PHP設定の編集]にて編集可能です)して、代わりに.htaccessファイルに下記コードを追加すれば準備完了。
<IfModule mod_deflate.c>
SetOutputFilter DEFLATE
BrowserMatch ^Mozilla/4\.0[678] no-gzip
BrowserMatch ^Mozilla/4 gzip-only-text/html
BrowserMatch \bMSI[E] !no-gzip !gzip-only-text/html
SetEnvIfNoCase Request_URI\.(?:gif|jpe?g|png)$ no-gzip dont-vary
SetEnvIfNoCase Request_URI _\.utxt$ no-gzip
</IfModule>
上記設定では圧縮効果の薄いjpegやgifなどの画像ファイルを除くファイルがmod_deflateによる圧縮対象となります。
あとはこちらのサイトあたりで正しく圧縮がかかっていることを確認しておくと良いでしょう。