11月も終盤を迎え九州もようやく冬らしくなり暖房器具の出番が急増。
我が家ではもっぱらエアコンを利用しているのですが、どうしても空気が乾燥しがちでリビングの湿度が冬場に40%を超えることは稀。若い頃はこの程度どうってことなかったと記憶してますが最近は肌荒れや乾燥肌による痒みが気になりますし、空気が乾燥するとハウスダストも舞いやすいらしくアレルギー性鼻炎持ち(わたしと子供)にとっても思わしくないようなのでこれらを改善すべくリビングにも加湿空気清浄機を導入することにしました。
寝室では出産祝いで貰ったパナソニックの加湿空気清浄機『F-VXF35』が既に一台稼働中ですが、これと同程度のパワーでは明らかに役不足なのでもう少し対応畳数に余裕のあるものを…ということでパナソニックの『F-VXL55』を購入。
F-VXL55は昨年リリースされた旧モデルということもあり、ほぼスペックの変わらない新モデル『F-VXM55』より随分と手頃な価格で入手することが出来てタイミングもバッチリでした。
ちなみに…今回はダイキンの製品とも比較検討したのですがダイキンはデザインがあまりに「あれ」過ぎて到底リビングに置く気になれませんし、5年後10年後に交換用フィルターなどの消耗品を確実に入手出来るか?といった長いスパンでのサポートまで考慮するとパナソニックに勝るメーカーは他に見当たりません。
パナソニックの空気清浄機は下位モデルに子供向けを強く意識した配色とデザインを採用するのが常ですが、中級機であるこのクラスになるとそれなりにシャープな外観。
脱臭・集塵・加湿の3種のフィルターも10年間交換不要のものが利用されています。
運転中の設定は「風量自動」にしておくことでエコナビが空気の状況を勝手に判断して運転を制御してくれるので、基本的にユーザーがあれこれ操作する必要はありません。空気の汚れが酷いと判断すればクリーンサインが赤く灯るとともにフロントパネルが通常より前方にせり出してきて(子供曰く「デストロイモード!!」)積極的な吸気を行いますし、空気もキレイで加湿も十分と判断すればフロントパネルと吹き出し口のルーバーをそっと閉じてしばし運転休止。なかなかのスグレモノです。
照度センサーも搭載されているので周囲が暗くなれば前面の不要なLEDは消え風量も抑えられる仕様なので寝室利用にも最適。最近の日本メーカーの製品はこういう細かい気配りを「コストダウン」名目ですぐに削ってしまいがちですが、有るのと無いのとでは大きく心象も変わってくるのでパナソニックには是非とも死守して頂きたいところ。
加湿用の給水タンクの容量は大きくもなく小さくもなく。取扱説明書には室温20度、湿度30%の状況下で風量「ターボ」動作させた場合タンク一杯分の水がなくなるまでに約4.6時間との記載がありますが、一般家庭に於いてそのような利用をすることは考えにくいので通常は丸1日程度と見ておけば十分と思われます。タンクから給水される水もマメに替えてあげないと雑菌が繁殖したりするのでこのくらいでちょうど良いのかも。
加湿空気清浄機としての基本的な機能・性能だけみれば最新モデルも数年前のモデルもたいして差はないのでしょうが、付加機能による差別化競争により様々な機能が詰め込まれることにで故障の確率も確実にアップしているように感じられるので中・上位機種を購入する際は長期保証の加入を前提としておいた方が良いのかもしれません。