先月導入したSynology製NAS『Diskstation DS216play』に保存したデータの外部バックアップ用にWestern Digitalの外付けハードディスク『WD Elements Desktop (WDBWLG0030HBK)』を購入。
3TBx2台によるRAID 1構成のNASにあわせてこちらも容量3TBを選択。定期的に差分バックアップを実行することで確実にデータを保全していこうという算段です。
Western Digitalのデスクトップ向け外付けHDDのラインナップには今回購入した『WD Elements』のほか『WD My Book』なるものも存在します。Elementsはソフトウェアの添付がないシンプル構成なのに対し、My Bookはバックアップ用ツールが充実しハードウェア暗号化にも対応するなど主にPCとの組合せを企図した構成。
容量が同じであれば両者の間に価格差はほとんどないため、おまけの充実したMy Bookの方が魅力的に見えますがこちらはHGSTブランドのHDDを採用したロットもあり当たり外れが大きい模様。一方、ElementsはWD製HDDの搭載が保証しているので信頼性重視ならこちらの方がオススメです。(個人的にHGSTには良い思い出が無いもので…)
内容物は本体のほかACアダプタとUSB 3.0ケーブル、あと写真には映っていませんが簡単なインストールガイドが1枚。
本体は透明フィルムで保護された状態で出荷されており、これを剥がすと艶のある外装がお目見え。
ツルテカなので指紋や傷、埃が目立ちやすそうですが、持ち運んで使うようなものではないのでそれほど気になることはないでしょう。
3.5インチドライブを採用した外付けHDDというともっと嵩張るイメージがあったのですが、思いのほかコンパクト。
バックアップ用として一時的に復帰させていたBuffalo製のNAS『LinkStation LS-XH1.5TL』に比べ奥行きが一回り小さいので設置の自由度は高そう。
100%自社製HDD採用を謳うWD Elementsですが、どのシリーズのものが搭載されているかまでは公にされていないので本格的に利用を開始する前に確認しておこうと思いさくっと分解。
外装にネジ類は使用されていないので、背面側から本体とカバーの隙間にギターピック状のツールを差し込んで左右2箇所づつ設けられている爪を緩めカバーを前方にスライドさせるだけで簡単に内部へアクセス出来ます。
出てきたのは省電力設計で低発熱、静音動作がウリのWD Greenシリーズ『WD30EZRX』の1TBプラッタ採用モデル(WD30EZRX-00D8PB0)。WD Greenは今回のように外付けでバックアップを主な用途とする使い方にはうまくハマってくれるはず。
WD Greenシリーズは昨秋廃止が発表されており、WD Blueシリーズへの統合が決まっているので在庫が捌け次第別のドライブに変更されるものと思われます。
ちなみに裏側はこんな感じ。
いざとなればHDD交換も容易に行えそうです。
カバーを戻したらACアダプタを繋ぎ、DS216playのUSB 3.0ポートと付属ケーブルで接続。WD Elementsの背面には一応電源ボタンが付いていますが、基本的にホストと連動して動作するため意識して触る必要はありません。
WD ElementsはNTFSフォーマットされた状態で出荷されているので以前ならEXT4にフォーマットし直すなどの手間が必要になるところですが、Synologyを始めとする昨今のNASはNTFSも問題なく扱えるので復旧作業時の利便性も考慮してNTFSのままバックアップタスクを設定。
初回は全量コピーとなるためUSB3.0接続とはいえそれなりに時間がかかっていましたが、次からは差分だけがコピーされる形となるのでそれほど時間はかからないでしょう。
バックアップが終わり一定時間NASへアクセスの無い状態が続くとWD Elementsはスリープに移行するので電力消費も無駄にならず良い感じです!!