お風呂時間に音楽やラジオをのんびり楽しむためJBLのポータブルで防水なBluetoothスピーカー『JBL GO 3』を購入しました。
昨年まではCLUB NTT-Westのポイントで入手した球体デザインのワイヤレススピーカー『SONY SRS-X1』を利用していたのですが、5年近い使用でバッテリーの持ちが悪くなっていたことやmicroUSBを全廃したい思惑もあって年末に処分。これに代わるコンパクトでそこそこ音も良く、価格も手ごろな防水Bluetoothスピーカーを…ということでJBL GO 3を入手した次第です。
コンパクトで小洒落た外観
全6色のカラーバリエーションが展開されているJBL GO 3ですが、今回も無難にブラックを選択。
本体以外の同梱品は充電用のUSB ケーブル(USB Type A to C)とクイックスタートガイドなどのマニュアルのみ。充電器は付属していないので、スマホやタブレットと充電環境を共用するか別途USB-ACアダプタを用意する必要があります。
本体の外観はファブリック調のお洒落なデザイン。本体サイズは8.75 x 4.13 x 7.5cmとコンパクトなうえ重さも200gと軽量です。JBLのロゴが主張しすぎな感は否めませんが、何もないと「のっぺり」した印象になりかねないので必要悪?なのかも。
IP67の防水・防塵性能を備えているうえ、本体上部には持ち運びに便利なループも備えていてカラビナなどを使ってテント脇にぶら下げておくこともできるのでキャンプなどのアウトドア用途にも最適。
ループ脇には充電用のUSB Type-Cコネクタを備えていますが、こちらの端子も防水・防塵対応とのことでキャップなどは無く剥き出しの状態。キャップを開け閉めする手間は省けますが、ホームページには「スピーカーまたは電源が破損し修理不可能になる恐れがあるため、完全に乾燥させるまで充電しないでください。」との注意書きが掲載されていたりするので、充電する際には特に端子内が完全に乾燥していることを確認するよう心掛ける必要がありそうです。
本体側面には音量の+、-及び再生ボタン。再生ボタンは1回押しで再生/一時停止、2回連続押しで曲送りとして機能します。
本体下部には電源ボタンとBluetoothのペアリングボタンが設けられており、2つのボタンの間には稼働状態を示すLEDも搭載されています。
LEDは電源ON時は白点灯、充電中は赤点灯、バッテリー残量が少なくなると赤点滅する仕様のようです。
ペアリング
充電を済ませたらさっそくJBL GO 3の電源を投入。Bluetoothボタンを押ししてペアリングモードにしたらスマホのBluetooth設定画面で「新しいデバイスとペア設定する」を選択し、リストに表示される「JBL GO 3」をタップすればペアリングは完了。一度ペアリングを済ませると、次からは電源を入れるだけでサクッと繋がります。
ちなみにJBL GO 3のBluetoothはバージョン 5.1。対応プロファイルA2DP 1.3とAVRCP 1.6、対応コーデックはSBCのみ。重箱の隅を突くことでしか自分の存在意義を示せない性格の人にとってはAACやaptXといったコーデックに非対応であることが格好の非難ポイントだと思われますが、普段使いする上では何の問題もありません。
なお、ペアリング情報を削除して工場出荷時の状態に戻すには本体の電源を入れた状態でBluetoothボタンと音量+ボタンを同時に10秒以上押し続ければOK。再起動した後、初期化完了となります。
小さくても元気の良いサウンド
韓国資本配下になってからのJBLには「安かろう悪かろう」みたいなイメージが付きまとっており音に関してはそれほど期待していなかったのですが、思いのほか元気でスッキりとしたサウンドに好印象。低音の籠りも少なく十分なキレが感じられます。このサイズ、この価格でこれだけ鳴ってくれたら何の文句のつけようも御座いません。
全方位に音が鳴っていたSRS-X1と違ってJBL GO 3には指向性があるものの、浴室内はもともと音が反響しやすいこともあり上を向けて平置きして使うようにすると音がバウンスしてSRS-X1以上のサラウンド感が得られたりもします。
また、近年Wi-FiやBluetoothなど2.4GHz帯を使用する機器が近隣に溢れかえっていることもありSRS-X1では時折音が途切れるケースが見られたのですが、JBL GO 3では今のところそうした事象は発生していません。Bluetoothのバージョンが上がって接続安定性が向上したことが要因だろうとは思われますが、これだけでも買い替えによる恩恵を十分に感じることが出来ます。
SRS-X1との違いという点では音量調整の操作性も大きく変わりました。SRS-X1はBluetooth対応プロファイルが古かったせい?か、絶対音量設定を有効にすることが出来ずスマホとSRS-X1のボリュームが完全に独立していたので、SRS-X1の音量を最大にしても十分なボリュームが得られないときには別途本体側でも音量を上げる操作が必用でしたが、JBL GO 3では双方の音量が同期出来るのでそういった手間は不要。ボリュームの微調整が必用なら絶対音量設定を無効にして以前と同じような使い方も可能です。
まとめ
10,000円以下でコンパクトな防水Bluetoothスピーカーをお探しであれば文句なしにおススメ出来るJBL GO 3。
バッテリー容量がそれほど大きくなく再生時間が5時間と少々短い点だけが気になるところですが、入浴中に使用するだけなら1週間は持つのでそれほど問題にはならないでしょう。オートパワーオフ機能も搭載しているので電源を切り忘れていて翌日バッテリーがすっからかん…なんて心配も無用ですし、キャンプやレジャーなどで長時間の使用が想定される際はモバイルバッテリーを携行しておけばいつでも充電可能という点でも優れものだと思います。