吸引式ラップトップファンクーラーをHP OMEN 16で検証

IETS 吸引式ラップトップファンクーラー 温度表示扇風機 インテリジェントな温度測定冷却 13風速(2600-5000RPMターボファン) 静音タイプ CPUクーラー ノートパソコン/ニンテンドースイッチの急速冷却に最適 (アップグレード版)今年購入した自宅用のノートPC『HP OMEN 16 パフォーマンスプラスモデル』(2024年モデル/16-wf1004TX)はCPUにCore i7-14700HX、GPUにGeForce RTX 4070 Laptopを搭載する比較的ハイスペックな端末ですが、画像生成AIなどで高負荷をかけてもCPUの温度は60〜65度程度、GPUも55度前後で安定しており、ノートPCとしては比較的優秀な冷却性能を有しています。

とはいえ、アプリによっては瞬間的に温度が跳ね上がり、サーマルスロットリングが発生して一時的に性能が落ちることもあるので、こうした事象を減らしつつ端末の長期的な故障リスクを下げられないかと思い、排気口から熱気を強制的に吸い出す吸引式クーラー『IETS 吸引式ラップトップファンクーラー (GT202 アップグレード版)』を試してみることにしました。

IETS 吸引式ラップトップファンクーラー  (GT202-アップグレード版)


排気口サイズに合ったシリコン製パッドを取り付け、吸盤付きのプラ製プレートか両面テープ付きの金属プレートで端末に固定。ただし、OMEN 16は底面がフラットでないため金属プレートを折り曲げるなどして強引に固定する必要があり少々手間はかかります。給電ポートはType-Cですが、プルダウン抵抗が実装されていないようなので、PCのType-CポートからC to Cケーブルで給電することはできません。今後、Standard-Aポートは廃止されていう流れでしょうから将来性という点では少し不満を感じるところ。

IETS 吸引式ラップトップファンクーラー  (GT202-アップグレード版)

GT202のファンは2,600〜5,000 RPMまで13段階に調整可能。自動モードでは排熱温度に応じて回転数が変化しますが、高負荷時でも回転数はそれほど上がらないので動作音はかなり静かです。そのぶん、冷却効果も穏やかなのかCPU・GPUの温度は装着前はほとんど変わらず。それならば、と手動モードで回転数を上限まで上げてみたもののほとんど変化は見られませんでした。もともと冷却設計が優秀なOMEN 16のような端末では、外部クーラーによる効果は限定的なのかもしれません。

静かな割にしっかり風量はあるので、薄型ノートや排気構造が単純な機種ではGT202のような補助冷却が有効に働く場面もあるでしょう。結局のところ、この手の製品は冷却性能の底上げではなく設計上の「隙」を埋めて安定した廃熱を助ける補助ツールとして捉えるのが現実的なのでしょう。

このサイトは reCAPTCHA によって保護されており、Google のプライバシーポリシー および 利用規約 に適用されます。

reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

頂戴したコメントは管理者に承認されるまで表示されません。また、メールアドレスが公開されることはありません。
このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。