先日Amazon.co.jpに注文しておいたVIERA用のUSB無線LANアダプタ『DY-WL10-K』が届きました。購入した目的はもちろん『VIERA TH-L37D2』の無線化。我が家には使っていないAtermのイーサネットコンバータが2台あるのでそちらを使って無線化するという手もあったんですが、VIERAの電源と連動する専用のUSBアダプタの方が消費電力の面でも配線の取り回しが不要という点でもメリットが大きいですからね。
ちなみにVIERA用のUSB無線LANアダプタとしては今回購入したパナソニック純正のDY-WL10-Kの他に、バッファローからもVIERA専用として『WLI-UV-AG300P』という製品がリリースされています。バッファロー製品の方が見た目がスッキリしていて価格も純正の半分と良いことづくめなんですが、長年の経験から個人的にバッファローという会社をあまり信用してないのでわたしは純正を選択しました。
DY-WL10-Kの内容物はDY-WL10-K本体とUSB延長ケーブル、保証書を兼ねた取扱説明書と無線LANの注意書きが記されたシールのみと至ってシンプル。DY-WL10-KはVIERAだけではなくDIGAなどのパナソニック製品で共通して使用できる製品で説明書には機種毎の詳しい設定方法などは記載されていませんから、設定に際して不明な点があれば接続する機器側の説明書を参照する必要があるようです。DY-WL10-Kの本体は随分ずんぐりむっくりした形でサイズも比較的大きめ。本体裏面には製造元として「村田製作所」の名前が書かれてしました。村田製作所自体に不満があるわけではないですが、パナソニック純正じゃないんだったらバッファローのWLI-UV-AG300Pでも良かったかな…とちょっと後悔。
気をとりなおしてDY-WL10-KをUSBポートに接続。予想はしていましたが本体サイズが大きいだけに横から見るとVIERAの背面から随分飛び出していてあまり美しくありません。フレキシブルタイプの短いUSBケーブルなどを使って本体と水平になるようセットしなおした方が良いかな…。
それではさっそく接続設定。やることは大したことないですが、念のために手順を残しておくことにします。
DY-WL10-Kを接続した状態でVIERAの電源をONにすると無線LANアダプタが自動認識され、接続設定を進める旨のメッセージが表示されるので「はい」を選択。
次に無線LANのアクセスポイントとDY-WL10-Kとの接続設定をAOSSやWPSを使って自動で行うか、それとも手動で行うかを選択します。AOSSはバッファローのアクセスポイントで用いられている方式で、WPSはWi-Fiアライアンスが標準化している式ですね。これらの簡単接続方式を使う場合、アクセスポイント側でSSIDのステルス(隠蔽)機能が有効になっていると上手く動作しないことがあるのでその場合はアクセスポイント側のステルス機能を一時的にオフにするか一から手動設定をする必要があります。我が家のアクセスポイントAterm WR8700NはWPSが使えるのですが、今回は「手動設定」を選択しました。
さきほど手動設定を選択したので必要な項目を入力していきます。まずはSSIDから。アクセスポイントに設定されているSSIDを入力したら「決定」ボタンを押下してください。
入力したSSIDの確認画面が表示されます。一文字でも間違っていれば接続はできませんからしっかり見直して間違いがなければ「はい」で次に進みましょう。
続いて認証方式を選択します。それぞれののアクセスポイントの設定に合わせたものを選んでください。我が家のアクセスポイントはセキュリティが強固な「WPA2-PSK」を使っているのでこれを選択。
続いて暗号化方式を聞いてきます。こちらもアクセスポイントの設定に合わせて「AES」か「TKIP」より選択します。
最後に暗号キーを入力します。大文字・小文字、ハイフンやアンダーバーなど間違いのないようにしましょう。
入力した暗号キーを確認して問題なければ「はい」を選択してください。
これで設定は完了です。入力されたSSID、暗号キー情報に従ってアクセスポイントとの接続を開始します。画面には最大3分とかかれていますが、うちの場合は10秒ほどで終了しました。
入力した内容に誤りがなければこれで無事に無線接続が使えるようになります。間違いがあれば接続に失敗した旨のメッセージが表示されるはずなので、もう一度SSIDと暗号化方式、暗号キーをよく確認して設定をやり直してみましょう。
こんな感じで多少なりとも無線LANをいぢったことのある人であれば設定で戸惑うことはないでしょう。リモコンでSSIDや暗号キーを入力するのは少々面倒ですが、一度きりの作業なのでそこは我慢ですね。USB接続のキーボードが使えれば…なんて気もしますが、大人しくWPSやAOSSを使った方が楽チンなんでしょうね。