2007年1月に購入以来4年弱に渡って活躍し、我が家にとって無くてはならないアイテムとなったT-fal製電気ケトル『ニューヴィテスエクスプレス ステンレス』(1.0L)ですが、相当に酷使しすぎたせいかロック部が壊れて蓋が閉まらなくなってしまいました。家電が4年で壊れた…というと短く感じるかもしれませんが、1.0L対応品ながら実際には1.5Lくらい沸かせちゃう(保証外デス)懐の広さが便利で相当に活用しまくってましたからわたしも納得の上での大往生といったところです。ステンレス製でプラスチック臭が気になることもないし、作りが丈夫なので多少乱暴に扱ってもへっちゃら等々夫婦二人で使う分には言うことナシだったので、水垢防止加工を施した後継モデル『ニューヴィテス プラス ステンレス>』に買い替えを…と行きたいところだったのですが、来春には新しく家族が増えることを考慮して子供が誤って沸騰中に本体を触ったり転倒させたりしたときの安全性を優先に考えて今回はタイガーのPFY-Aシリーズ『PFY-A100WA』(1.0L)を購入しました。
サイズは高さ・設置面積もニューヴィテスエクスプレスとほぼ同じですが、重さはニューヴィテスエクスプレスの約1.3kgに対してPFY-A100WAは約1.0kg。違いは300g程度ですが、随分軽く感じます。
PFY-Aシリーズは内側が電気ポットと同様のフッ素加工のステンレス製で水にプラスチック臭が移らず、さらに外側を樹脂製本体で覆う二重構造とすることで本体が熱くなりにくい作りになっています。内側には水量が分かるよう目盛り付です。
さっそく使ってみましたが、ニューヴィテスエクスプレスに比べるとPFY-Aシリーズは驚くほど静か。電源の切れる直前に少しコポコポ言う音が漏れ聞こえてくるだけで、ニューヴィテスエクスプレスのようにゴーッ!という爆音をたてながら沸騰することはありません。沸騰までの時間はPFY-Aシリーズの方がわずかに遅いかな?という程度なので、十分許容範囲内です。
機能的には総じて満足ですが、1点だけ気になっているのが匂い。おそらく蓋についているゴムの匂い?だと思うのですが、湧き上がったお湯がすごく匂います。ゴムをゴシゴシ洗って、二度三度と使っていくうちに少しは軽減されましたが完全にはなくなっていません。ニューヴィテスエクスプレス ステンレスが完全無臭だったので、余計に気になります。これはもうしばらく様子を見て再度結果をご報告したいと思います。
臭いがなくなるまでに約1か月(2010-12-10)
1ヶ月以上使い込んでようやく臭いがしなくなりました。
購入後しばらくは飲用以外の用途に限定してとにかく使い込み、使用後は臭いが篭らないように蓋を開けっ放しにしておくよう気をつけておくと徐々に臭いは和らいでいくようです。
異常加熱事故(2011-09-24)
購入からまもなく1年を迎えようかというタイミングで電源コードとプラグが異常加熱してコンセントとカバーの一部が溶けるという重大事故が発生しました。
振り返ってみれば1,2ヶ月ほど前からコンセントに触れるとコードが熱くなってるように感じることはあったのですが、先日コンセント周りを掃除してプラグを挿し直そうとしたらうまく入らない…。で、よーく見てみるとこの電気ケトル用に使っている食器棚上のコンセント口が溶けて変形しているのです…(汗)。気づかないまま使い続けて火事にならなくて本当に良かった…。
ギリギリ保証期間内なのでメーカーに連絡しようとも思ったのですが、この製品は使い始めのステンレスだかパッキンだかの臭いがキツく、飲用として使えるようになるまでに2,3ヶ月かかったので今更新品交換されてもそれはそれでいい迷惑なのでやめておきました。象印からニューモデルも出ているようなので近いうちにそちらに買い換えようと思います。
それにしてもここのところパナソニック製テレビのARC実装不具合、デノン製AVアンプのマイコンの不具合、そして今回のタイガー製電気ケトルの異常発熱…と購入した日本メーカーの製品にトラブルが続いています。どのメーカーもコスト優先に走りすぎたあまり品質がおざなりになってるんでしょうか。