メモリースティックの突然死。これぞソニー品質。

ソニー 著作権保護機能搭載IC記録メディア“メモリースティック PRO デュオ今年1月に処分したPSPこと『プレイステーション・ポータブル(PSP-3000)』で使用していた4GBの『メモリースティックPROデュオ(MS-MT4G)』。

いまどきメモリースティックなんて使い途もありませんが、さすがに棄てるには勿体なかったので『ThinkPad SL300』のメディアカードリーダーにセットしてWindows VistaのReady Boost用として使えないものかと思いさっそく準備開始。SL300はフルサイズのメモリースティックじゃないと挿せませんので、Amazon.co.jpにてアダプタを物色。今やソニー自身も見放している絶滅危惧種だけあって品薄感からアダプタも値上がり傾向にあるようですが、サンディスク製のバルク品『変換アダプター 4種類セット』が純正の『メモリースティックDuoアダプター(MSAC-M2)』単品よりも安く売られていたのでこちらを購入しました。


入手したアダプタを介してさっそくSL300にセットしてみたのですが、結論からいうと…メモリースティックPROデュオの速度が遅すぎてお話しになりません。Ready Boost用として使おうにも必要な速度を満たしていないとしてOSに弾かれてしまう状態。気になってCrystal Disk Markで計測したところ、一応速度保証値32Mbps(4MB/s)を謳う”MARKII”規格の製品だけあってシーケンシャルアクセスでこそそれなりの値を出してますが、本来この手のフラッシュメモリが強いはずのランダムアクセスの値が散々な結果。特に書き込み側なんて値が低すぎて緑のバーが全く見えません(苦笑)。

メモリースティックの突然死。これぞソニー品質。

とはいえ、せっかくアダプタまで買った手前「デスクトップ機とのデータの受け渡し用にでも使うか~」と考えを切り替えて、いくつかファイルをコピーしていたところメモリースティックから何やらショートしているような「ジージー」という異音が…。あわててコピーを中止してメモリースティックを取り出してみましたが外見上は変化なし。ひとまず安心して再度メディアカードリーダーに戻して…ん?認識しない!?端末を再起動しようがメディアを出し入れしようがSL300のメディアカードリーダーのアクセスランプが灯きっぱなしのままでOSに認識されません。SL300のメディアカードリーダーの故障かと思い、カーナビにセットしたままの古いメモリースティックを持ってきて挿してみましたがこれは問題なく読み込めているので、メディア側の不調であることは間違いない模様。XPのデスクトップ機でも試してみたところ、こちらではディスクの管理でかろうじて物理的に認識はされたもののフォーマットをうけつけてもらえない状態…。最後のあがきでLINUXで認識を試みたり、メモリースティックに対応しているデジタルフォトフレームでフォーマットをかけようとしてもことごとく失敗。あぅぅ、終わった…(涙)。

さすがはソニー製品。相変わらず壊れやすさだけは世界トップクラスです。

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