Galaxy S(SC-02B)のおすすめカスタマイズ

若干今更の感もありますが、Galaxy S(SC-02B)でおススメの各種カスタマイズの実行手順を整理してみました。

参考にされる場合はあくまで自己責任でお願いします。

カメラのシャッター音を消す 【要root】

日本で販売される携帯電話の大半が盗撮防止のためカメラ撮影時に強制的にシャッター音が鳴る仕様となっています。

事情は分からなくもないのですが、一部の不届き者のために真っ当に暮らす人達にまでこの迷惑な仕様が押し付けられるのはいかがなものか。仕事でまったく興味のないセミナーに無理矢理出席させられた時など、シャッター音さえ出なければプロジェクターやホワイトボードの内容をこっそり撮影しておいて楽に報告書が起こせるのに!!(コラコラ)…ということでGalaxy S(SC-02B)のシャッター音が鳴らないよう設定を弄ってみました。

手順は以下の通り。ちょっとだけ面倒ですが決して難しくはありません。

  1. root化済みのGalaxy S(SC-02B)に「ESファイルエクスプローラ」をインストールし、[設定]-[Rootオプション]の[Rootエクスプローラ]と[ファイルシステムをマウント]にチェックを入れておく。

    Galaxy S(SC-02B)のおすすめカスタマイズ

  2. ESファイルエクスプローラで /dbdata/databases/com.sec.android.app.camera/shared_prefs/ に遷移し「com.sec.android.app.camera_preferences.xml」ファイルをESテキストエディターで開く。

    Galaxy S(SC-02B)のおすすめカスタマイズ

  3. 「pref_setup_shuttersound_key」項目の値を「0」に変更して保存。

    「pref_setup_shuttersound_key」項目の値を「0」に変更

  4. 端末を再起動し設定を確認。

    端末を再起動し設定を確認

なお、カメラアプリの設定でシャッター音を変更すると上記設定が上書きされ再度シャッター音が鳴りだすのでご注意ください。

テザリング解放【要root】

Androidにはもともとテザリング機能が備わっているのですが、ドコモなどの国内キャリアから発売される端末ではそれが隠蔽してあるのでそちらを復活させます。

  1. PCにAndroidのSDKを導入し、adbコマンドへのPathを通しておく。(やり方はググればいくらでも出てきます)
  2. ホーム画面より[設定]-[アプリケーション]-[開発]と辿り”USB デバッグ”にチェックを入れてGalaxy S(SC-02B)をPCと接続。コマンドプロンプトを起動して下記コマンドを叩いて”framework-res.apk”をPCにコピーしてくる。
    C:\>adb pull /system/framework/framework-res.apk
  3. xdaからapk managerをダウンロードして解凍。apk managerフォルダ配下の”place-apk-here-for-modding”というフォルダにさきほど取得した”framework-res.apk”をコピーしておきます。
  4. apk manager フォルダ直下の”Script.bat”を起動し、下記の通りオペレーションを行うと apk manager フォルダ配下の”projects”フォルダ内に”framework-res.apk”が展開されます。
      ⇒ 「22」(Set current project)を入力してEnter
      ⇒ 「1」(framework-res.apk)を入力してEnter
      ⇒ 「9」(Decompile apk)を入力してEnter
      ※ apk manager のプロンプト画面はそのままで次のステップへ。
  5. apk manager フォルダ配下の projects/framework-res.apk/res/values/arrays.xml をテキストエディタで開き、次の通り編集して保存。
    (変更前)
    <array name="config_tether_wifi_regexs" />

    (変更後)

    <string-array name="config_tether_wifi_regexs">
        <item>wl0.1</item>
    </string-array>

    ※ここを間違えると起動しなくなったりするなど色々厄介なので要注意!

  6. apk manager のプロンプト画面に戻り、下記の通りオペレーションを行うことで”framework-res.apk”を固めなおします。

      ⇒ 「19」(Select Compression level for apk’s)を入力してEnter
      ⇒ 「0」を入力してEnter
      ⇒ 「11」(Comile apk)を入力してEnter
      ⇒ 「y」を入力してEnter
      ⇒ 「y」を入力してEnter
      ⇒ 「続行するには何かキーを押してください …」と表示されたら”keep”フォルダ内の「resources.arsc」ファイルを削除。プロンプト画面で何かキーを叩いて次へすすめる
      ⇒ “place-apk-here-for-modding”フォルダの配下に”unsignedframework-res.apk”が出来ていることを確認。これを”framework-res.apk”にリネームしてGalaxy S(SC-02B)のSDカードにコピーしておく。

  7. Androidマーケットより「ESファイルエクスプローラ」を検索してGalaxy S(SC-02B)にインストール。起動後、[設定]-[Rootオプション]の[Rootエクスプローラ]と[ファイルシステムをマウント]にチェックを入れる。
    /sdcard/external_sd 配下にさきほどコピーした”framework-res.apk”があるのでこれを長押しでコピー後、左上のSDカードのようなアイコンでシステムフォルダに移動し、/system/framework 配下に貼り付ける(上書き)。コピー後しばらくすると勝手に再起動します。
  8. Androidマーケットより「Mobile AP Shortcut」をインストールしたら準備完了。Mobile AP ShortcutによりAndroid標準のテザリング設定画面が表示出来るので後は良しなに。

手法を確立した先人達に感謝。

ドコモも近頃は「テザリング対応」を謳ったスマートフォンをリリースしていますが、あちらは別途料金が必要になるボッタくり機能。Android標準のテザリングを使えるようにしておけばパケット定額の範囲内で使い放題です。

日本語入力IME『Speakey Lite with iWnn IME』

Galaxy S(SC-02B)には日本語入力用のIMEとして『Samsung日本語キーボード』が標準でインストールされていますが、メールを打ったりする際など時折入力が追いつかず変なタイミングで変換されてしまったり、ひどいときには強制終了してしまったり…と、とにかく扱い辛い。また、英単語を打つと勝手に半角スペースが挿入されてしまう仕様も非常にストレスもたまります。

最近では『ATOK for Android』が人気のようですが、お試し版での執拗な「買え買え」メッセージの連発に不信感を覚えたうえ、1,500円を払うだけの価値も見出すことが出来なかったので早々に放棄。きっとフリーでもマトモなIMEがあるはず…と探していたところようやく見つけたのが『Speakey Lite with iWnn IME』。

『Speakey Lite with iWnn IME』はNTTドコモが公開しているオムロン製の音声認識対応IME。「ソフトウェアキーボードから音声認識が簡単に呼び出せて音声入力による文章作成が行える」というのがウリのアプリですが、IMEとしての素性もなかなかに優秀。フリック入力やマッシュルーム、絵文字などにも対応しているのは勿論、iWnnのリリース元であるオムロンが直接開発しているだけあって最適化も進んでおり他のiWnnベースのIMEと比べても軽快に動作してくれます。

設定の幅も豊富で『Samsung日本語キーボード』でイライラの原因のひとつだった英単語を打つと勝手に半角スペースが挿入されてしまう点も、『Speakey Lite with iWnn IME』なら設定でON/OFFすることが可能。また、現時点では標準デザインしか選択できませんが、見た目を変更する機能も実装されておりこれから先なかなか期待できそうなIMEです。

Galaxy SIIのライブ壁紙を導入

先日Galaxy SII(SC-02C)を触った際に、プレインストールされてる風車のライブ壁紙に一目惚れしてしまったので自分のGalaxy S(SC-02B)にも同じものをインストールしてみました。

ホーム画面から[設定]-[アプリケーション]と辿り”提供元不明のアプリ”にチェックを入れて、xdaのこのスレッドにアップされているライブ壁紙をダウンロードしてインストールを実行するだけです。とっても簡単。

Galaxy SIIのライブ壁紙

現在の時間に応じて朝→昼→夜とイメージが変わるだけでなく、GPSから取得した現在位置情報に基づく天気情報が反映されて晴れたり曇ったり雨が降ったり…とリアルタイムな点がこのライブ壁紙の魅力。多少バッテリーの消費は増えますが、たまにはこんなのも悪くないかな。

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