2年縛りが解ける今月いっぱいでの解約手続きを済せているぷららのモバイルデータ通信サービス「ぷららモバイル」に代えて、IIJmioの「IIJmio 高速モバイル/Dサービス」に加入するべく『BIC SIMウェルカムパック SMS対応マイクロSIM』を購入しました。
IIJmioには同社ウェブサイトから直接加入することも出来るのですが、IIJmioの代理店としてビックカメラが販売している『BIC SIMウェルカムパック』を介して加入すると公衆無線LANサービス「Wi2 300」が無償で利用できる特典が付くためこちらを選択。しかし、今回注文したSMS対応SIMは供給が追いついていないことに加えてNexus 5や新型iPadの発売時期とも重なってしまった為わたしがビックカメラの直販サイトで注文した時点では既に在庫無しの状態…。翌日には新規受注も停止されておりある程度の長期戦も覚悟していましたが10日ほどで無事手元に届きました。
SMSオプションに対応したSIMカードは10月に提供が開始されたばかりなのでパッケージにはTypeA/B方式おサイフケータイ機能に対応した所謂「ピンクSIM」が封入されているものとばかり思っていたのですが、出てきたのは従来の「赤SIM」。MVNO SIMをiPhoneで利用する際にピンクSIMだとうまく動作しないことがあるらしくSIMカード種別を気にしていらっしゃる方が多いようなので参考まで…。(ただし、出荷の時期やロットにより変わる可能性は高いです。)
内容物の確認を終えたらさっそく開通手続き。「IIJmioお申し込みページ」にアクセスしてパッケージに封入されている「START PASS」カードの裏に記載されたSIMカード番号とパスコードを入力後、プランの選択と契約者情報及びクレジットカード情報の登録を行うとほどなくSIMカードが利用可能な状態に。あとは端末にSIMカードをセットして接続(APN)設定を行うのですが、Nexus 5を含むAndroid 4.3以降の環境にはmopra Uに加えて代表的なMVNO事業者であるIIJmio、b-mobile用の設定があらかじめ登録されているのでその中からIIJmioを選ぶだけ。楽チンです。
なお、Androidのバージョンが4.3未満だったり国内キャリアで販売されている去勢済み端末をご利用の場合などにIIJmioへの接続設定を手動で追加する場合は以下の通り。
名前: IIJmio
APN: iijmio.jp
ユーザー名: mio@iij
パスワード: iij
認証タイプ: PAPまたはCHAP
アクセスポイントにIIJmioを選択するとアンテナピクト横に「LTE」の表示が出て通信可能な状態になったので、通信状況の確認を兼ねてウェブの閲覧や動画を視聴するなどしてみましたが想像以上に快適。念のためRBB TODAY SPEED TESTを実行してみると下り27Mbps、上り4.5Mbps。
交通量の多い国道や24時間営業の大型ショッピングセンターにほど近く夜間でも回線が混雑しがちなエリアであることを考えるとなかなか良い値です。
気になるSMSオプション対応SIMによる効果ですが、Nexus 5とGalaxy Nexus(SC-4D)でアンテナピクトやセルスタンバイ問題が解消されることを確認しました。framework.jarやtelephony-common.jarなどのコアな部分を書き変えたり、Xposedを導入するなどしてセルスタンバイ問題に立ち向かってきたこれまでの努力は一体何だったのかと…(苦笑)
ちなみに今回わたしが契約したプランは高速データ通信が可能なバンドルクーポンが毎月2GB付与されるライトスタートプラン。
過去の実績ではわたしの月々のデータ通信量は1.5GB程度なので2GBあれば追加クーポンを購入せずとも十分事足りますし、仮に超過しても200kbps制限がかかってもウェブの閲覧やメールくらいなら問題ないでしょう。万一、BIC SIM特典のWi2 300がうまく活用出来てバンドルクーポンを大量に繰り越せそうなら翌月はミニマムスタートプランに切り替えるなどしてさらに通信料を抑える…なんてことも出来るらしく、なかなか使い勝手が良さそうです。