TP-LINK Archer C7(V2)にOpenWRTを導入

3年ほど使ったTP-Linkの無線LANルーター『Archer C7(V2)』の不安定動作を受け急遽同型の最新リビジョン『Archer C7(V5)』を購入・交換したのですが、旧V2の不調はアンテナ取付部の金属パーツの緩みが原因だったようで緩んだナットをペンチで締め直したらあっさり復活。

売り払ってもどうせ二束三文にしかならないので予備機として手元に残しておこうと考えたものの、実質サポートが終了してしまっているV2の純正ファームウェアはIPoE+DS-Lite接続にも対応していないうえセキュリティやその他の機能面で不安と不満が残るのでカスタムファームウェアの「OpenWRT」を導入しておくことにしました。

OpenWRTの導入した状態で電波を発すると電波法に触れる恐れがあるので無線のスイッチをOFFにして作業にあたります。

DD-WRTを経由してOpenWRT化

さっそくOpenWRTのウェブサイトよりArcher C7(V2)用として公開されているイメージ「archer-c7-v2-squashfs-factory.bin」をダウンロード。併せて導入方法も確認しておきます。

純正ファームウェアの「Firmware Upgrade」画面で入手したbinファイルを選択すればインストール可能とのことだったのでさっそく試してみたものの失敗。ファイル名を変えるなどしながら何度もトライしましたが下記のエラーが出て先に進めません。

Error code: 18005
Upgrade unsuccessfully because the version of the upgraded file was incorrect. Please check the file name.

埒が明かないので作戦を変更。次にTFTPを介してイメージを転送する方法を試みましたがこちらも失敗。そもそも192.168.0.66で立てたTFTPサーバにアクセスしてない?っぽい。どうやら過去の純正ファームウェア更新のタイミングでブート処理が変わったらしく現在この方法は使えないとか…。

往生際の悪い性分ゆえあきらめきれずにあれこれググっていると、機種違いながらTP-LINKの製品で同じような状況からOpenWRT化に成功した旨の日本語の記述を発見。

これによるとUS版のDD-WRTが純正ファームウェアの「Firmware Upgrade」画面から直接焼けるとのこと。半信半疑で真似してみたところ、たしかに通常版のDD-WRTは弾かれたもののUS版を選んだらあっさりインストールに成功。日本で販売されてるTP-LINKの製品ってUS版と同じ仕様なの…?

ひょっとするとOpenWRTも公式リポジトリから落とせるUS版用と思われる「archer-c7-v2-squashfs-factory-us.bin」を選んでおけば直接インストール出来てたのかもしれませんが今となっては謎です。

ともかくDD-WRT化には成功したので、TelnetでログインしOpenWRTのbinをwget。mtdコマンドで適用することで無事OpenWRT化に成功しましたとさ。

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