湯量切りかえ&保温機能を備えた象印の電気ケトル『CK-AX10』

象印 電気ケトル 1.0L 沸騰後1時間90℃保温 コーヒードリップ用機能付き ホワイト CK-AX10-WA2016年の秋から使ってきた象印の電気ケトル『CK-AH10』ですが、酷使し過ぎたせいか本体の裏にある電源プレートとの接続部が破損して通電出来ない状態になってしまいました。

同モデルは空焚き防止機能に不具合を抱えており、正しく使っていても勝手にスイッチが切れる事象が孤発。その都度電源を入れ直すのが少々面倒でしたが、毎日4回も5回も電気ケトルを使用する我が家で4年半持ちこたえるだけの耐久性を備えていたという点に於いては十分合格点が上げられると思います。

これに代えて新たに購入したのは同じ象印から2019年夏にリリースされた電気ケトルの新モデル『CK-AX10』。いつもならAmazon.co.jpで購入するところですが、これまでの電気ケトル遍歴からして5年未満で故障に至るケースが大半なので今回は延長保証を付けられるキタムラネットショップで購入。4~5年後の故障であれば外見もだいぶくたびれていると思うので買い替えを選択する可能性が高いですが、メーカー保証が切れた直後なら修理してもらった方がエコロジー&エコノミーですよねっ!!

追加機能を備えた新モデル

新たにやってきた象印の電気ケトル『CK-AX10』。

象印の電気ケトル『CK-AX10』のパッケージ

以前のモデルはカラー印刷されたパッケージが採用されていましたが、今モデルは段ボール感剥き出しのシンプルなもの。ティファールに端を発したブームもひと段落し、電気ケトルもいち耐久消費財と化した証かもしれません。

梱包品はケトル本体と電源プレート、それに取扱説明書。

象印の電気ケトル『CK-AX10』

これまでに使ってきた象印の同クラスの電気ケトルは本体色がシャンパンゴールドだったりシルバーだったりしましたが、今回はシンプルな白にシルバーをアクセントに施したデザインになっています。個人的にはこれまでで一番好みの外観です。

今モデルで新たに搭載されたのが「湯量切りかえ機能」。

湯量切りかえ機能

本体蓋部に設けられたスイッチで「通常給湯モード」と「ハンドドリップモード」を切り替えて使用することが出来るという同機能。旧モデルでもレバーの押し具合を加減すれば給湯量の調整は可能でしたが、これなら子供や多少不器用な人でもじっくりお湯を注ぐことが出来ると思います。

また、前回の買い替え時には上位モデルにしか装備されていなかった「保温機能」も装備。

保温機能

通常の湯沸かし完了後、自動的に1時間ほど90度で保温をしてくれるという機能で、本体を電源プレートから外すかハンドル部の「保温」ボタンを押せば保温は解除されます。お節介機能と言えなくもないですが、冬場は以外と重宝するかもしれません。

本体及び電源プレートのサイズはこれまで使ってきたCK-AH10とほとんど変わらず。先にあげた追加機能のスイッチやデザイン以外に注ぎ口の形状が変更されていたりはしますが、ドラスティックな変化は見られません。

CK-AX10とCK-AH10の比較

CK-AX10とCK-AH10の比較

実測すると重量は新モデルが20~30gほど重たくなっていますが、旧モデルではツルツルだったハンドル部にシボ加工が施されてグリップ感が増した影響もあり重さの違いはほとんど感じません。…どちらかというと新モデルの方が軽く感じるくらいです。

湯沸かしと保温の動作と消費電力

さっそくお湯を沸かしてみたところ、新旧モデルで動作にはっきりと違いがあることがよく分かります。

湯沸かし中の動作音はかなり静かに

旧モデルは「ゴーーーー」「ゴポゴポゴポっ」と十二分に”お湯が沸いてます感”があってから湯沸かしが完了していましたが、新モデルCK-AX10はゴポゴポなり始めると同時に完了する模様。そのため、新モデルの方が微妙に湯温が低い可能性はありますが、実用上問題になるほどの差ではないですしこちらの方が静かで好感が持てます。

また、湯沸かし完了を知らせる音が旧モデルでは「ピーピー」というありきたりなブザー音だったので「レンジ?炊飯器?それとも冷蔵庫開けっ放し?」と何の音か分からなくなることがあったのですが、新モデルではメヌエットのメロディが流れるようになっており(設定でブザー音にも変更可能)判別しやすくなりました。

湯沸かし中の消費電力をワットチェッカーで実測してみたところ1360W前後で推移しており、取扱説明書に記載されている1300Wより若干高め。なお、「保温」中は常時電力を消費するのではなく、湯温を見ながら数分~約10分おきに数秒だけ湯沸かしモードにスイッチして都度追い炊きするような仕組みのよう。室温等に応じて追い炊きの頻度は変わると思われますが、消費電力を過度に心配する必要はなさそう。何度も沸かし直すよりはよほど経済的だと思います。

なお、保温の使用有無にかかわらず電気ケトルを本体を電源プレートに乗せているだけで常時1W程度の待機電力が発生しているようなので、普段は本体を電源プレートから外しておく方が望ましいでしょう。

まとめ

旧モデルで発生していた空焚き防止機能の誤発動も見られず今のところ順調に稼働中。保温機能も何気に重宝しています。

シンプルがウリだった電気ケトルがちょっとずつ多機能化していて電気ポット化しつつある現状に少し複雑な印象がなくもないのですが、これも時代の流れなんですかねぇ…。なんにせよ、先代に続きバリバリ働いて貰いましょう!

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