リビングのローボードに設置しているAV機器のネットワーク機能向けにNETGEARのスイッチングハブ『ギガビット8ポート アンマネージプラススイッチ GS108』(GS108-300JPS)を設置していましたが、気が付けば購入からまもなく13年。
NETGEARのハブは信頼性が高く、ライフタイム保証もついているため、その気になれば20年を超えての活用も可能だと思われますが、生憎と保証対象外となっているACアダプタが寿命間近。ACアダプタだけ買い替えるのもコスト効率が悪いですし、昨年ローボード周辺の機器を整理したことで8ポートも不要になっていたりもするのでダウンサイジングも兼ねて買い替えることにしました。
後継としてチョイスしたのはヤマハの『シンプルL2スイッチ SWX2110-5G』です。自宅で使用している同じヤマハ製の『ギガアクセスVoIPルーター NVR510』との組み合わせによる管理効率化などに期待しての選択になります。
実を言うと自分が管理している職場内の小規模ネットワークに於いて同機を2台運用中で、すでに安定稼働を目の当たりにしていることに加え、DCジャック(ACアダプターとの接続口)とLANポートが同じ側面に配置されていて場所を取らない点や電源コードの抜け防止部品が利用可能な点もNETGEAR製品からの乗り換え理由の一つです。
中小ビジネス向けに広く利用されているヤマハ製品らしく、VLANやQoSといった高度な機能ももちろん搭載。個人利用では必要性は低いかもしれませんが、ネットワークに関して一家言ある人にとっては魅力的な仕様です。
ただし、VLANやQoSの設定はヤマハのルータ製品が備える「LANマップ」なる独自のGUIを通じて行う必要があります。このため、対応機器を所有していない環境ではただのアンマネージドスイッチとしての利用に限定される点には注意が必要です。
金属筐体で放熱面でも有利なほか、マグネットによる壁掛け設置が可能な点も個人的に大きなポイント。
業務用途にも耐えうる堅牢な設計と信頼性を備えながら、比較的手頃な価格で入手可能な『SWX2110-5G』。将来に渡って長く安定したネットワーク環境の維持に貢献してくれることを期待しています。