月: 2007年5月

『SHURE SE210』の購入レビュー

この半年ほどソニーのカナル型イヤフォン『MDR-EX52SL』を使ってきましたが、遮音性は皆無に等しく周囲の喧騒から逃れようとボリュームを上げすぎては耳がキンキン…。耳に悪いばかりでなくストレスも溜まる一方だったので、SHURE(シュア)が今年リリースした高遮音性イヤフォンの新モデル『SHURE SE210』への乗り換えを検討。

さっそくヨドバシカメラで視聴してみたところ、近く特売の案内をしているメガホンの声がほとんど聞こえなくなるほどの遮音性能に感激して購入を即決。2万円近い高級イヤフォンに手を出すなんて、我ながら思い切った買い物をしてしまいました…ハイ。

インプレッション

アメリカ製品に多く見られるブリスターパッケージに悪戦苦闘しながらもなんとか開梱。中に入っていたのはイヤフォン本体と取扱説明書と楕円状の収納ケース。ケースの中には交換用イヤパッドが数種類とクリーニングツール、延長コードが納められていました。

一部の紹介ページにはストラップが付属しているような記載が見られますが、今回入手したものには含まれていません。初回ロット限定特典などの類だったのかな?まぁ、どうせ使わないので別にいいんですが…。

さっそく音楽を楽しみたいところですが、はやる気持ちを抑えてまずはエージング。一晩さまざまな音源を再生して慣らしたところで実践投入!!

天草・通詞島でイルカウォッチングを楽しむ

天草諸島の北端に位置する熊本県五和町通詞島(つうじしま)周辺の海は野生のバンドウイルカに出会えるスポットとして有名です。

有明海は日本一といわれる潮の干満差により生じる潮流と起伏に富んだ海底地形、さらに有明海に流れ込むいくつものの河川からもたらされる豊かな栄養素によりたくさんの魚が生息する海域として知られており、この魚たちをエサとする約300頭のバンドウイルカが通詞島周辺を中心に生息しているそうです。日本近海でイルカが根付くのはとても希なことらしく、こうした環境のおかげで一帯は一年を通してイルカに会うことのできる絶好のイルカウォッチ・スポットになっています。

先日、そんな通詞島のイルカ達に会いに行ってみました。

イルカの群れと過ごす癒しの時間

九州本土から天草・通詞島に向かうには熊本県側から天草五橋を使うルートのほか、長崎県島原半島南端の口之津港からカーフェリーを利用する方法があります。時間と予算に余裕のある場合は長崎ルートを辿って雲仙や小浜の温泉で一泊、翌朝フェリーで天草に向かうのがオススメ。フェリーの到着する天草鬼池港から車で15分ほど海岸沿いを走ったところにあるのが通詞島です。

通詞島とそこに向かう海岸沿いの道路には、イルカウォッチを営むショップの看板がいくつも掲げられています。ショップによって費用や出航時間、所有する船のタイプ(漁船だったりクルーザーだったり)も様々。インターネットで事前予約割引などを行っているところもあるので、事前に調査しておくと良いでしょう。

今回わたしたちは通詞大橋を渡って通詞島に上陸してすぐのところにある『イルカクラブ』さんのお世話になりました。クルーザーに乗り込んでライフジャケットを着用したらさっそく出航。心地いい潮風の中、船はぐんぐんスピードをあげ10分弱でイルカの集まる海域に到着。

減速した船の前方にさっそくイルカの群れを発見!!

天草・通詞島でイルカウォッチングを楽しむ

ざっと見ただけでも大小10匹程度の群れ。「クゥクゥ」と愛嬌のある鳴き声をあげながら波間を跳ね、警戒する様子もなく船の周りを泳ぎまわるその姿を見ているだけでなんだか癒された気分になれます。海域に居た30分ほどの間常にイルカに囲まれているような状況で、感激しきりでした。

天草・通詞島でイルカウォッチングを楽しむ

ここで見られるイルカは「バンドウイルカ」。正式には「ハンドウイルカ」と言うらしく、比較的暖かい海域を好むとても好奇心旺盛な生き物。成体の体重は200~300kgほどで、時速60キロほどで泳ぐことが出来るとのこと。色は黒に近い灰色でおなかのあたりは白っぽく、小魚を食すのに適した口の形をしているのが特徴で大変愛らしい表情をしています。

そんなイルカ達の姿を見るため各地から多くの観光客が訪れており、多い時には20艘以上の船がイルカの群れ周辺にひしめくそう。それだけの船が群れを取り囲むとなると彼らが怯えてしまわないかと心配しましたが「群れに接近するときは減速する」「イルカの進行方向を妨げない」といった自主ルールを定めて共存を図っているそうです。闇雲に追いかけてるだけじゃイルカも迷惑がってどこかへ行ってしまいますからね。

野生の生き物とはいえ基本周辺に根付いているイルカ達だけに遭遇確率は90%をゆうに超えるそう。水族館では見ることの出来ないノビノビと泳ぐイルカの姿は一見の価値あり。機会があれば是非訪ねてみてください。

補足

イルカの居る海域で船は基本波に揺られるがままの状態なので、乗り物酔いしやすい方は乗船前に酔い止めを飲んでおくことを強くおススメしておきます。

それを忘れたわたしは途中思いっきり船酔いしてしまい、カメラを構える余裕がなくなり久しぶりの旅記事にも関わらず写真が少なめになってしまいましたとさ。とほほ…。(苦笑)

Outlook Expless内の過去メールを受送信日時を保ったままGmailにデータ移行

優れた検索機能や3.0GBに迫る大容量が魅力のGmailにOutlook Explessで受信したすべての過去メールを移行してみました。

実を言うと昨年の暮れ頃にも「GMail Loader」を使って同様の作業にチャレンジしたことがあったのですが、同ツールはローカルメールを単に転送メールとしてGmailに送るだけのものであったため元の受送信日時が保持されなかったり、メールの数が多すぎたせいかプロバイダの規制に引っかかってしまうなどしたため途中で断念…。

しかし、それらの問題を回避しつつGmailにデータ移行する方法を先日こちらで発見したのでそれを参考にしながら再トライ。

etch化済 玄箱インストールイメージ

ちょっと時間がとれたので玄箱をクリーンな環境に戻して最新カーネルを適用しetch化まで済ませのインストールイメージを作成しました。

こちらに置いておきますので、必要な方がいらっしゃればご自由にご利用ください。(アップ先のサービス停止に伴う公開終了)

【更新履歴】
・(2008年05月10日) カーネル 2.6.25 + etch化済イメージを追加。
・(2007年12月16日) カーネル 2.6.23.1 + etch化済イメージを追加。
・(2007年10月21日) アップ先変更。
・(2007年07月28日) カーネル 2.6.22.1 + etch化済イメージを追加。

インストール手順

新規インストールイメージの導入手順は下記を参考にしてください。

  1. 玄箱をEMモードに落とします。rootでログインし、以下のコマンドを発行します。
    # echo -n "NGNG" > /dev/fl3
    # reboot

    すでにDebian化している場合は背面のリセットボタンを押すか、以下のようにしてリセットボタンのスクリプトを直接実行し、再起動すればEMモードに入れます。

    # /etc/kuroevtd/resetpress
  2. EMモードの玄箱にTelnetでログイン(ユーザー:root パスワード:kuro)し、次のコマンドを実行してパーティションを再作成します。
    # /sbin/mfdisk -e /dev/hda
    # sh /sbin/mkfilesystem.sh
  3. /mnt に /dev/hda1を、/mnt2 に /dev/hda3をそれぞれマウントします。
    # mount /dev/hda1 /mnt
    # mount /dev/hda3 /mnt2
  4. etch化済イメージをFTPで /mnt2 に転送。転送後、展開します。
    # cd /mnt
    # tar xvzf /mnt2/debian-etch-2.6.20-kuroBOX-DHCP-20070508.tgz
  5. ネットワーク設定が必要な場合はこのタイミングで。
  6. EMモード解除コマンドを入れて再起動すれば終了です。
    # /usr/bin/write_ok
    # reboot

カーネル 2.6.22.1 + etch化済イメージ(2007-07-28)

新規インストールイメージとは別にすでに構築済みの環境用にカーネルのみ、モジュールのみのイメージ配布も始めました。こちらを利用する際のインストール手順は以下の通り。

  1. kernelimage-2.6.XX-kuroBOX.tgz と modules-2.6.XX-kurobox.tgz をダウンロードして玄箱上に転送します。
  2. /boot の下にカーネルイメージを展開し再起動します。
    # cd /boot
    # tar xzvf /home/tmp-kun/kernelimage-2.6.20-kuroBOX.tgz
    # reboot
  3. モジュール群を /lib/modules に展開します。
    # apt-get install module-init-tools
    # cd /lib/modules
    # tar xzvf /home/tmp-kun/modules-2.6.20-kuroBOX.tgz
    # depmod -a

以上。

『エンジェルハート』

Angel Heart Vol.1 [DVD]ゴールデンウィークもあっという間に最終日。GW中はどこに行っても混雑しているのが火を見るより明らかなので、連休中は引き篭もりを決め込んでカウチポテトに徹してました。

買い物ついでにTSUTAYAで借りてきた洋画数作に加え、最近その存在を知った『シティハンター』の続編『エンジェルハート』を一気に8巻まで視聴。学生時代は『シティハンター』のコミックを全巻揃えていたくらいなのですっかり没入してしまってます。

続きのレンタルが始まったらまた借りにいかなきゃ。

玄箱をEtch化

玄人志向 NAS 組み立てキット 玄箱シリーズ KURO-BOX4月にDebian 4.0「Etch」が正式リリースされてからしばらく経ちます。

自宅のi386環境でさっそく試用していますが、これといって大きな不具合もなく快適に利用できているのでDebian化して利用している玄箱も「Etch」にアップグレードしてみました。

Etch化の手順は、「/etc/apt/sources.list」をEtch用に変更(non-USは廃止されているのを思い出してついでに削除)して下のコマンドを叩くだけ。

apt-get update
apt-get dist-upgrade

比較的クリーンな環境を保っていることもあり途中警告が出ることもなく無事終了。

時間のあるときに一旦まっさらな環境に戻して、Etch化済み玄箱インストールイメージでも作成しておくとしよう。