ヨドバシ博多から「GALAXY S」(SC-02B)の入荷連絡を受け、仕事帰りに慌てて取りに行ってきました!予約した際には年内のお渡しは無理とも言われていましたが思いのほか早く入手することが出来ました。
ようやく手に入れたGALAXY S。販売開始から既に1ヶ月以上経過しているので新鮮な情報は皆無ですが、一応自己満足のための開封の儀と簡単なレビューお付き合いくださいませ。
開封の儀
まずパッケージ概観ですが、従来のガラパゴス携帯のものとは異なり高級感のある黒い化粧箱入り。この辺の演出はiPhoneを意識しているようですね。
化粧箱の蓋を開ける保護用のフィルムと袋に守られたGALAXY Sのお目見えです。フィルムにプリントされたSuper AMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)のロゴが印象的です。
内容物はGALAXY本体の他、電池パック、リアカバー、取扱説明書、FOMA充電microUSB変換アダプタ(SC01)に加え、試供品としてPC接続用USBケーブルとSandisk製の1GBのmicroSDカード、さらにマイク付ステレオヘッドセットが付属しています。ちなみにアメリカやイギリスで販売されているGALAXY Sには16GBのmicroSDカードが付属しているらしいのですが、日本版は1GB…ドコモせこいなぁ。ま、どうせ32GBのmicroSDカードをAmazon.co.jpで買うつもりなので別に構いませんが。
さっそく手にとってみましょう。
本体サイズは成人男性のわたし手にちょうど収まるサイズです。ふと気になってiPhone 4とサイズや重量を比較してみたところ、本体サイズは縦・横・高さとも6~7mmほどGALAXY Sが大きいようです。ただし、これはiPhone 4が3.5型のディスプレイを採用しているのに対してGALAXY Sが4型を採用していることを考えるとこの程度の差で収めているGALAXY Sを褒めるべきでしょう。
また、厚みに関しては背面が平坦なiPhone4に対し、GALAXY Sは持ちやすさを重視して背面をアーチ上としているため、実際手にしてみるとGALAXY Sの方が薄く感じます。一方、重量はiPhone 4の137gに対して119gとGALAXY Sの方が20gほど軽量。iPhone 4より大画面なのに軽くてバッテリーの持ちも良い、というのはモバイルツールとしてポイント高いです。
続けてインターフェース類の確認。正面上部に電話用のスピーカー、下部にはハードキーで”ホーム”ボタン、その左右にタッチ式の”ホーム”と”戻る”ボタンが備えられています。背面は500万画素のカメラとスピーカー。上側面には3.5mmイヤフォンジャックとデータ通信及び充電用のmicroUSB端子が備えられています。microUSB端子はスライド式のカバーで保護されており、着脱式のカバーを採用していたXperiaより便利そうです。左側面にはストラップホールとボリューム調整ボタン、右側面には電源ボタン、下側面には通話用のマイクの穴のみです。
デザインについては好みの分かれるところですが、総じてiPhoneを意識した比較的シンプルで無駄の少ないものになっていてそれなりに高級感が有ります。リアカバーに最近流行りのアルミではなくプラスチック製のものが採用されているのは本体の軽量化やiPhone 4が大きく躓いく原因となったアンテナ感度を考慮してのことかと思われますが、立体感のある塗装が施されていてそれほどチープな印象はありません。韓国や台湾の製品は高性能で多機能だけどデザインや質感がイマイチというイメージが付きまとっていたのですが、GALAXY Sはいい意味でそれらを裏切ってくれています。携帯はいつも手元にあるものなので、スペックは勿論見た目も大事ですからねぇ。
外見に関する考察はこの辺にして、さっそく使用する準備に取り掛かります…っていうか、ヨドバシの店員さんが開通処理後に電源を切らずスリープ状態のまま箱に戻していたようで、さきほど外観をチェックしていた際に「電源の切れた状態でホームボタンの感触を確認しよてみよう」と思って押してみた際に画面が灯いちゃったので軽く確認したんですけどね(苦笑)。それはそれとして、ディスプレイ面保護用のフィルムを外して一旦電源を落とし、NM705iからFOMAカードとmicroSDカードを移して改めて起動を確認しました。docomoとギャラクシーのロゴが表示された後で、ウィザードにしたがって簡単な初期設定を行うとなんとも美麗なデスクトップが表示されました!!
さっそく通信設定を確認したところ、本日加入したSPモードとmopera Uライトに設定が既に行われていて通信可能な状態になっているようです。パケホーダイ・ダブルにも加入しているのでそのまま3G回線で他のアプリのセットアップやダウンロードを行ってもパケ死することはありませんが、せっかく自宅に11nの高速なWifi環境があるのでそちらに繋がるようにしておきました。
地図とナビ
Galaxy S(SC-02B)にはGoogleマップナビ機能がプリインストールされていて、アプリの一覧の中から「ナビ」を起動すると使用できる…はずなんですが、そのままでは「この国や地域ではまだGoogleマップナビを利用できません」との警告が出て使用することができませんでした。
Googleマップナビは最近日本でも使用できるようになってるはずなんだけどな…?と思いネットで情報を探してみるとどうもバージョンが古いのが原因のようなのでさっそくアップデートを実施。
Androidマーケットから最新版をダウンロードしてインストールするだけなんですがここで一点注意が必要。アプリの一覧には「マップ」と「ナビ」が別々に存在しているのでそれぞれ独立したアプリと思われがちですが、GoogleマップナビはGoogleマップに組み込まれた機能のひとつなので「Googleマップナビ」を検索してもAndroidマーケットには見つかりません。「モバイルGoogleマップ」を検索してインストールしてあげましょう。これによりナビも最新バージョンに更新され、Googleマップナビ機能が利用できるようになります。
さっそく使ってみましたが目的地までの音声ガイドなどカーナビとしての一般的な機能は当然備わっていますし、経路についても高速道路を使用するかどうかの指定も可能。Galaxy Sに備わっているGPSレシーバも高精度且つレスポンス良く現在地を取得してくれます。常に最新の地図情報が無料で使用できる上、経路検索も早く、音声による目的地指定も出来るなど最近流行りのポータブルナビなんて目じゃありません。おまけにGalaxy Sは有機ELディスプレイを採用していて屋外で見やすいのも良いですね。
一方で欠点もいくつか。車に据え置く専用カーナビと違って車速などの情報を車から取れないのでGPSの電波を拾えないところでは現在位置が曖昧になるのと、携帯の電波も届かない長いトンネルの中などでは地図情報も取得できなくなる点。まぁ、これはGalaxy Sに限った話ではなく全てのスマートフォンに関して言えることなんですが…。
また、Googleの頑張り次第で今後改善されて行くのかもしれませんが、現在はカーナビとしての使用を前提に作られているので観光地などで歩行ナビとして使うには細かい路地の情報が不足している印象を受けました。歩行ナビとして使うんだったらGalaxy S(SC-02B)にプリインストールされているゼンリンのナビアプリ「いつもNAVI」の方がそれらの情報が充実している感じなので、状況に応じて両者を使い分けた方が良さげです。
音楽再生
iPhoneを契機とする潮流に沿って最近の主なスマートフォンには3.5mmイヤフォンジャックが備えられており電話としての機能はもちろん携帯音楽プレーヤーとしての性格も持ち合わせています。これまで充電の手間を考えて携帯電話と別にiPodやWalkmanを持つことを避けてきたわたしはこれまで国産ガラパゴス携帯の制約だらけな音楽再生機能で間に合わせていたのですが、今回購入したGalaxy S(SC-02B)でようやくそれなりに使える携帯音楽再生環境を手にすることができました。ここでは携帯音楽プレーヤーとして見たGalaxy S(SC-02B)について気づいた点などを少しまとめておこうと思います。
まずはハード面。最初に少し書いたようにGalaxy Sには3.5mmイヤフォンジャックが用意されていて、一般的なイヤフォンをそのまま使用することができます。つまり本格オーディオ用として市販されているイヤフォンをそのまま使用することが出来るということ。一見当たり前のことのようですが、こうしたことはキャリア主導で平型端子を採用させられていた従来の国内メーカー製ガラパゴス携帯では考えられなかったことです。平型端子そのものがノイズに弱かったこと、さらに平型端子⇒3.5mmへの変換アダプタを介することによる音質の劣化は明らかでしたので、わたしにとっては3.5mmイヤフォンジャックが使えるというだけでもスマートフォンに乗り換える動機として十分すぎるものでした。
しかしGalaxy Sの3.5mmイヤフォンジャックには若干クセがあるようで、使用するイヤフォンのプラグによっては力いっぱい奥まで差し込むとイヤフォンから音が出なかったり片側からしか音が出なかったりすることがあるので少し注意が必要です。指先で軽く差し込んで、つっかかりのあるところで止めてやるとうまくいきます。ドコモがGalaxy Sの日本導入に際して映像出力に対応した4極プラグから映像出力非対応のものに変更しているので、その悪影響が出ている…というのがわたしの勝手な想像ですが真相は不明。接続時はちょっと気にかける必要はありますが、一度その状態で正しく接続できることが確認できたらその後は少々プラグに触れても問題はない模様。慣れてしまえば気にはなりませんが、これは今後改善して欲しいポイントのひとつです。(2011/04/19 追記参照)
Galaxy Sで再生可能な音声ファイルはMP3、AAC(AAC+/eAAC+含む)、OGG、WMA、WAV、AC3など。iPhoneやiPodと異なりWMA形式のファイルをそのまま再生できるというのはWindowsユーザーにとっては大きなポイント。楽曲をWMAでライブラリしている人って結構いらっしゃいますからね。
次にこの手のデバイスにつきもののホワイトノイズですが、Galaxy Sではほとんど気になりません。愛用のSHURE製高遮音性イヤフォン『SE210』を使って静かな部屋で確認したのですが、画面の切り替えなどに際してわずかに聞こえることはありましたが通常の使用状況ではまず認識することはできないレベル。
以前購入を検討していたXperiaはホワイトノイズが酷くてWalkmanのような品質を期待した人からはかなり落胆の声が聞かれたのですが、その点Galaxy Sは非常に優秀です。この薄い筐体にシールド満載の極端なノイズ対策を施してる…とは考え辛いので、はじめからそれらを意識した設計や部品の選定を行っているのかしらん?Galaxy SはiPhoneを研究して作られた端末、ということですが意識したのは見た目だけではないのかもしれません。
それから携帯音楽プレーヤーとしての使い勝手を大きく左右する要素のひとつなのがデータ保存用のメモリサイズ。同じドコモの冬モデルであるシャープ製「LYNX 3D(SH-03C)」や「REGZA Phone(T-01C)」が本体メモリ1GB + 外部ストレージ(microSD)最大16GBなのに対し、Galaxy Sはなんと本体メモリ16GB + 外部ストレージ(microSD)最大32GB!これは現在販売されているAndroidスマートフォンの中でもダントツのメモリ搭載量で、世界有数のメモリ製造メーカーでもあるサムスンの面目躍如といったところ。無論、システムファイルや追加インストールしたアプリケーション用の領域も別途必要なのでその容量すべてをデータ用として使えるわけではありませんが、それを勘案しても外部ストレージと合わせて計45GB近い容量を自由に扱うことができる計算になるので、Galaxy Sを使っていて容量不足に陥る心配は無用でしょう。
最後にソフトウェアについても少し。プリインストールされている『音楽プレイヤー』はアルバム別、アーティスト別で音楽ファイルを表示できるのはもちろん、プレイリストにも対応。イコライザ機能搭載で音声のカスタマイズも可能なほか、PopやRock、Jazz、Danceなどの標準的なプリセットも用意されています。また、イヤフォン使用時には擬似5.1chサラウンドでの再生も可能で、iTunesなどで編集可能なジャケット写真を含んだMP3ファイルなどは再生中にその画像が表示されるなど、シンプルな外見ながらも比較的満足度の高いアプリケーションに仕上がっています。
しかし残念な点もいくつか。1つはイコライザーの設定のメッシュが粗くてなかなか思い通りの音にならない事。耳慣れた音で聞きたいと思い、イコライザーを相当いじってみたのですが、ボーカルがこもったりピアノの音がストリングスに掻き消されてしまったり…と思い通りのセッティングを見出すことができません。それからレジューム再生機能が無いのもどうかと。この辺はソフトウェアの仕様でありアップデートでどうとでもなるだけに今後改善されることを期待しましょう。
そこでオススメなのが『PowerAMP Music Player(Trial)』。有料版もリリースされていますが、今なら同等機能のトライアル版がAndroidマーケットから無料でダウンロード可能です。こちらはより詳細なイコライザー設定が出来て、レジューム再生も可能。おまけにGalaxy Sにイヤフォンを挿すだけで再生が開始され、抜くと停止するような設定も可能な気の利きよう。最初の方で書いたイヤフォンジャックの不具合のせい(?)か、ソフトの不具合か理由ははっきりしませんがイヤフォンを挿入によるリジューム開始時に音声が出ないという不具合が何度かあったのでその機能はOFFにしていますが、そこを除けば大きな不満もありません。当面はこれを使おうと思います。(2011/04/19 追記参照)
携帯音楽プレーヤーとして見たGalaxy S(SC-02B)も悪くないですよ。
別途購入したオプション類
本体に先駆けて購入しておいたレイアウトの『ラバーコーティングシェルジャケット』とそれに付属していたディスプレイ保護フィルムを装着してみました。装着すると赤+黒の精悍な印象でなかなか良い感じです。
付属のフィルムは指紋が目立ちやすいのが気になります。フィルムだけは早めに他の製品に貼り替えようかな…と思います。
ドコモのオプション品である『FOMA 補助充電アダプタ02』とELECOMの『スマートフォン用Micro-USB変換アダプタ(MPA-FSMB)』も購入しておきました。
FOMA 補助充電アダプタ02は外出先でスマートフォンの充電を可能にする充電用バッテリー。通常のガラパゴス携帯用の端子も備えているので、いざというときに嫁の使っているガラケーの充電に使えるのも魅力です。
一方のMicro-USB変換アダプタはdocomo・SoftBank用の充電器を利用して、スマートフォンを充電可能です。一方のMicro-USB変換アダプタの方は従来からのFOMA用充電コネクタをスマートフォンで採用されている microUSB端子に変換するためのアダプタ。同種のものはGALAXY Sに1つ付属していますが、仕事場でもFOMA用充電器をそのまま活用できるように購入しておきました。
あとは32GBのmicroSDカードさえ購入すれば準備万端。ただ、32GBは今のところclass 4までしか存在しないってのが悩ましいところです。
まとめ
約半月の入荷待ちの末、昨日ようやく機種変(買い増し)で手に入れた「GALAXY S」(SC-02B)。
私自身、Android端末を所持するのがはじめてということもあるので各ソフトウェアの詳細については後々機会を見て触れていくことにしますが、概して以前購入直前でキャンセルしたものの買う気満々だったXperiaの店頭デモ機で見られたようなもっさり感は一切なく非常に快適で動作も大変安定しています。
事前に調べた情報によると、GALAXY Sはプチフリ対策でさらなるスピードアップやCPUのオーバークロック云々も出来るとか出来ないとかでなかなかいじり甲斐のある端末のようでこれからがすごく楽しみです。
Android 2.2(Froyo)へのアップグレード(2011-02-23)
昨日ドコモからGalaxy S(SC-02B)用にAndroid 2.2.1対応ソフトウェア更新がリリースされたので適用してみました。
更新作業はSC-02B単独では行えず、PCに接続した上でSamsung純正のソフトウェア「Kies」を利用する必要があります。今回のアップデータ公開に合わせてKiesも最新のVer2.0がリリースされており、ドコモが公開した「ソフトウェア更新 簡易操作手順書(PDF)」もそちらの使用を前提に書かれていたのでさっそくダウンロードしようと試みたのですが、アップデート公開直後でアクセスが集中していてサーバ激重…全くダウンロードできやしません。時間を置いても変わらなかったので「以前にインストールした旧版のKies 1.5じゃダメなん?」と思って起動してみると2.0リリースの案内が表示され、そのままあっさりとバージョンアップ出来ました。どうやらKiesのバージョンアップ用データは別サーバで公開されてるようなので、未だに2.0のダウンロードが出来ないという方で旧版をお持ちの方はそちらからの更新を試してみてください。
最新のKiesさえ手に入れば後は後は簡単。手順書に従いKiesを起動してSC-02BをUSB接続するとソフトウェア更新の案内が表示されるので後は指示に従ってボタンを押し進めるだけ。最後にSC-02Bが再起動してソフトウェアの更新は完了です。途中、Kiesの日本語表示が一部文字化けしてたりしますが特に気にする必要はありません。
さっそく使ってみましたが、まるで別モノの端末のようにスムーズに動作するようになりました。アプリの一覧やブラウザはもちろんAngry Birdなどのゲームにおいても画面が”ヌルヌル”とスクロールするようになり、PowerAMPで音楽再生中にブラウザを使うとプチプチとノイズが入っていた現象もすっかり解消。標準フォントも変わって読みやすくなったうえ、Quadrantのスコアも1,000を超えるようになるなど単なる不具合改善に留まらない様子。端末情報を確認するとファームウェアバージョン、すなわちAndroidバージョンが2.2から2.2.1に上がっているのでこれによる効果が大きいのかもしれません。
その後快適さに満足しながらイロイロ触っていると、本体にインストールされているアプリ自体は問題なく残っているもののマーケットのマイアプリのリストが空っぽになっていることに気付きました。気になってネットで調べてみると「追加で何かをインストールすると直る」とあったので試してみると無事に復活しました。ちょっとだけ焦りました…。
また、バッテリーの持ちも改善されたような気がします。端末が快適に動作するようになったおかげで待機時間が減り余計な操作もしなくなったのでそのおかげかも。
ネット上ではGPS精度が改善されたとの報告も見えけられますが、わたしの端末ではそうした実感はありません。ひょっとするとb-mobileのSIMカードを利用しているせいでしょうか?
イヤフォンプラグはしっかり奥まで(2011-04-19)
購入後約半年を経て衝撃の事実が判明…。
これまでイヤフォンはプラグが数ミリ覗く位置までしか挿入出来ないものと思っていて「韓国製はこの辺の作りが雑だなぁ」なんて考えていたのですが、実はそこからぐっと力を込めてプラグが見えなくなる位置まで押し込んであげなければならなかった様子。
PowerAMP使用中にイコライザを弄っても聞こえづらい音があったり、イヤフォン挿入による自動再生が上手く働かないケースがあったりして不思議に思っていたのですがこれに気付いてしっかり挿し込むようにしたら問題解消。「こんなもんだろう」と思っていた音質もガラっと良くなりました。完全にわたしのミスでした。
Galaxy S(SC-02b)、やっぱ最高です。
Android 2.3(Gingerbread)へのアップグレード(2011-06-07)
Android 2.3.3へのバージョンアップとなるGalaxy S(SC-02B)の最新アップデータが本日公開となったので帰宅後にさっそく適用してみました。
前回の2.2.1へのアップデートと同様に今回も更新作業はPCに接続した上でSamsung純正のソフトウェア「Kies」を使用して行う必要があります。SC-02BをUSB接続してKiesを起動すると最新バージョンアップがある旨のダイアログが表示されるのであとは指示通り進めるだけ。途中、念の為に本体データのバックアップを行うか聞いてきますがそれをスキップすればネットワークの状況にもよりますが5分程度であっさりバージョンアップは完了します。なお、SC-02Bのバッテリー残量が50%を下回っているとバージョンアップ前のチェックで弾かれますので、これからバージョンアップを行う方は先に充電を済ませておきましょう。
更新が済んだらさっそく端末情報をチェック。Androidバージョンが2.2.1から2.3.3(KE3)に上がっているのが確認できます。
アップデートによりパっと見で分かる変更点は画面上部のステータスバーにあるバッテリーやアンテナ感度を示すアイコンの変更。さらには通知パネルの中もデザインや各種アイコンが変わっています。新しいデザインは比較的控えめな印象ですが、個人的には嫌いではありません。その他、ダウンロードアプリの追加やバッテリー使用量の改善や、メモリ使用の確認画面追加などドコモから事前にアナウンスのあった更新内容も一通り確認できました。
2.1から2.2.1への更新時ほどではないものの画面操作の快適性の向上も実感。裏づけとしてQuadrantのベンチマーク結果を比較すると更新前が1,000前後だったのに対し、更新後は1,500オーバー。これは驚きです。
国産スマホに比べてもともと基本スペックが格段に高いGalaxy S(SC-02B)。今回のバージョンアップで正直この夏販売予定のドコモのスマートフォンもGalaxy SII以外は目じゃない状態となっているのに加え、シャープのLYNX 3D SH-03Cがようやく2.2へアップデートするというタイミングでの今回の2.2から2.3へのバージョンアップはやる気のない国内メーカーへの引導、という気が…。ドコモはそろそろ国内メーカーへの気遣いしなくて大丈夫なのかと余計な心配をしてしまいます。
なお、Android 2.3には[設定]-[端末情報]と辿ったところにある「ファームウェアバージョン」の行を数回連続タップすると表示されるイースターエッグが隠されています。
ゾンビがいっぱいでなんだかオドロオドロしいですが(苦笑)。
アップデート後の電池減り対策(2011-10-22)
このところ急に8時間くらいしかバッテリーが持たなくなってしまいました。
そういえば、2.3.3へのアップデートがリリースされた直後に「バッテリーの減りが早くなった」というクチコミが一部で飛び交っていたな…と思い、ネットで情報を漁ってみるとアップデートの際にバッテリーの満容量を誤認識してしまうケースがある模様。次の手順でバッテリー情報を再認識させることが出来るというのでさっそく実施。
- Galaxy S(SC-02B)の電池を完全に使い切る。
- 電源が落ちているのを確認したらバッテリーを外して数分放置。
- バッテリーを元に戻し電源を切った状態のままフル充電。
これにより見事に復活。
先走って新しいバッテリーを買いに走らなくて良かったです。