PlayStation 3やプレイステーション・ポータブル向けに提供されているオンラインサービス「PlayStation Network」ならびにそれと基盤を同じくする映像配信サービス「Qriocity」に障害が発生し、丸4日を過ぎた25日現在も利用できない状況が続いています。
ゲームに限らず映画や音楽配信のプラットフォームとして広く活用されてるサービスだけに影響は多岐に渡っており、ソニーという企業の信頼を揺るがす事態になりつつあります。
今一番ユーザーが不満を募らせているのはソニーの情報公開のあり方。漠然とした内容の短い文書を掲載するだけでそもそもの原因や現在の状況、今後の見通しなどがいっさい見えてきていません。その結果、「すべてのアカウントが削除されて復旧不能らしい」とか「クレジットカード情報が大量に盗まれた」「復旧までに1ヶ月以上かかるらしい」「アメリカのサーバ優先で日本の復旧は後回し」といったものから「掃除のおばちゃんが間違ってサーバの電源抜いたらしい」といった受け狙いのネタまで大量の風評が出回る始末。
情報の出し惜しみと対応の遅れがユーザーの不満と不安をかりたててる様は、政府と東電の原発対応のリプレイを見ているかのようです。
史上最悪の個人情報漏洩事故(2011-05-03)
ソニーが予想通りやらかしてくれてました。
サービス停止の原因は史上最悪の個人情報漏洩事故に起因したものだったらしく「状況把握に時間がかかったために公表が遅れた」などと言ってるようですが、情報公開より自分たちの保身を優先したと思われても仕方のない酷い事後対応。
一度作成したアカウントは削除できないというヤクザな仕様もここまで被害を大きくした原因でしょう。これを機に情報の取り扱いを見直すとともに、被害者への補償がしっかり行われることを期待します。