『Nikon D300S』への買い替えに始まり『スピードライト(SB-700)』や『マルチパワーバッテリーパック(MB-D10)』の導入など、この一年で趣味であるカメラの環境はハード面で随分充実しました。一方でこれまでおざなりにしてきたソフトウェア面の強化を図るべく、かなり今頃…な感はありますがNikon製のRAW現像対応画像編集ソフト『Capture NX2』を購入しました。
自宅のPCはソフトウェアの開発などにも使用している都合上頻繁にOSの再インストールを行っているため、その都度Capture NX2の体験版をインストールすることで事足りていたのですが(ゴメンナサイ…苦笑)、さすがにいつまでもそういう訳にいかんだろうと思いようやく重い腰を上げることにしました。
パッケージの中身は裏にシリアルNoが印刷されたインストール用CD-ROMと取扱説明などのドキュメント類。CD-ROMには「Ver.2.2」と記載があり、現在リリースされている最新のものより古そうだったのでニコンのホームページからダウンロード・インストールした体験版に印刷されていたシリアルNo.を入力しました。
なお、最近のNX2は不正使用防止のためインターネットに接続しているとインストール時とアンインストール時にニコンの認証用サーバと通信してシリアルNo.の使用状況をチェックしているこのこと。それはそれで構わないのですがそのチェックの仕様に大きな欠点があるらしく、アンインストール時にネットに繋いでいなかったり、アンインストールしないままOSを再インストールしたりするとインストールの履歴だけが積みあがって”大勢で使用されている不正なシリアル”と判断されてしまい、以降インストールも起動も出来なくなると大きな問題になっています。
こうなってしまうと正規ユーザーであることを証明するためニコンにメディアを郵送してシリアルの再発行を受ける必要があり、使用できなかった期間に対する保証も行われないとのこと。それはさすがに困るので自衛策として事前に認証用サーバとの通信をhosts設定でカットしておきました。不正使用対策は結構ですが、正規ユーザーに不便をかけるようなやり方はすぐにでも辞めていただきたいところ。性悪説に基づく高慢な態度はユーザーから嫌われますよ…>ニコンさん
海外では次期バージョンとなるNX3の噂もチラホラ出てきており若干気になるところではありますがリリースまでにはまだまだ時間がかかりそうですし、仮に急遽NX3がリリースされたとしても当面は大きな不具合が出る可能性もあり大切なデータを扱うには危険な気もしますのでしばらくはこのNX2に頑張ってもらいましょう。
64bitネイティブ対応アップデート(2011-12-22)
Capture NX2の最新アップデータが公開されました。
バージョンは2.3.0で一番のトピックは64bitネイティブ対応。これにより64bit環境のWindows 7やVistaでは搭載メモリを最大限に活用することが可能となりパフォーマンスの向上が期待できます。これで『HP EliteBook 8460w Mobile Workstation』に搭載した8GBのメモリがようやく有効活用できそうです。
その他、新機能追加や不具合の修正等も併せて行われています。