無線LAN親機を『Aterm WG1400HP』に買い替え

NEC AtermWG1400HP(HPモデル) PA-WG1400HP先週末の引越に合わせてお願いしていた光回線の移設工事が無事完了しました。

旧宅に光ケーブルを導入した10年前は光ケーブルをコンセントカバーに空けた穴から直接部屋の中に引き込むのが普通だったので硬くてコシのあるケーブルの取り扱いには随分苦労させられたものですが、現在では光回線用に専用のコンセントカバーが用意されていたり屋内部分には抜き差し可能で折り曲げることも出来る柔軟性に富んだケーブルが採用されるなど施工に関しては随分スマートに進化していました。

また、移設に伴い貸与されている回線終端装置(ONU)一体型のひかり電話対応ルータも旧式の『PR-S300NE』から『PR-400MI』へと交換。サービスメニューは旧宅と同じ「フレッツ光ネクスト スーパーハイスピードタイプ 隼」のままであるにも関わらず、ONU直結時の通信速度は以前の倍近い値…。今まで遅過ぎた原因がケーブルにあったのか機器側にあったのか今となっては定かではありませんが、新居に於いては快適なネット環境を得ることが出来て大満足です。

これを受けてさっそく無線LAN環境を構築しようと旧宅でも使っていたNECアクセステクニカ製のアクセスポイント『Aterm WR8700N』をダンボールの山の中から発掘して接続してみたのですが、電源ランプが点灯するだけで他のLEDは何の反応も示していません。当然アクセスポイントは立ち上がっておらず、リセットボタン長押しによる初期化すら受け付けない状態…。

気になって調べてみると同機種に於けるこの症状は良く知られた不具合らしく被害報告も多数…。こうなると修理に出すか買い換えるほかないそうですが修理に出すより新しいものを買った方が安いうえ、もともとこの機種の不安定さには辟易していたところだったのでいい機会と捉え急遽新しいアクセスポイントを調達してきました。


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今回購入したのはこれまでと同じNECアクセステクニカの新製品で、2×2 MIMOによる最大867MpbsのIEEE802.11ac接続に対応する『Aterm WG1400HP』。上位モデルとして3×3 MIMO対応で最大1,300Mbpsの11ac接続が可能な『Aterm WG1800HP』がラインナップされていて値段もそれほど変わらなのですが、現在手持ちの端末で唯一11ac規格に対応している『Nexus 5』は最大433Mbps(1×1)までしか対応していません。将来を見越してWG1800HPを買っておこうかとも考えましたが、それまで無駄に電力を消費するのも気がひけるうえ発熱もかなり激しそうなので今回はやめておきました。

11nや11acに対応したアクセスポイントの多くは複数のアンテナを備えており本体も比較的大型なものが多いのですが、現行のAterm製品群は超小型アンテナを本体に内蔵しているため非常にコンパクト。ひかり電話対応ルータ『PR-400MI』が大きいだけに、二つを並べてみるとその小ささが際立ちます。

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手元のHP製ノート『EliteBook 8460w Mobile Workstation』で接続設定を済ませてさっそく接続してみると…おおぅ、無線とは思えない早さ!8460wに搭載されている無線チップ「Centrino Ultimate-N 6300」が450Mbpsでの11n接続に対応しているだけあってかなり快適です。

超小型アンテナを採用した現行Aterm製品は電波の届きが悪いなどという書き込みをチラホラ見かけましたが、まぁこんなものではないかなぁ…と思います。もちろん階が違えばリンク速度は低下しますが、一般的な木造2階建て住宅であれば家の隅々までこれ1台で接続可能と思います。

新居では1階リビングのAV機器周りや2階の書斎に有線LANを敷設して貰っているので今後も無線を使用するのはスマホやタブレット、それに先日購入した『Chromecast』くらい。とはいえ、欠かせない存在であることに違いはないので今度は簡単に壊れることなく活躍して欲しいものです。

電波の弱さと接続の不安定さに辟易(2014-08-20)

WG1400HPを導入してから1ヶ月半ほどが経過しましたが、電波の弱さと接続の不安定さには随分苦労させられています。

スマホで電波強度MAXなのはアクセスポイントからわずか2,3メートルの範囲でしかなく、リビングからドア1枚隔てた玄関ホールやガラス越しの庭では無線のピクトは中程度立っているものの実際には通信が出来ない状態で非常にイライラさせられます。

ISDNのTA時代から愛用してきたAterm製品群ですが、無線LANに関してはまともに使える製品にあたった試しがなくさすがに我慢も限界。これならBroadcomのチップを使っているBuffalo製品の方がまだマシかもしれません。

PCやスマホ・タブレットにしてもその周辺機器にしても日本メーカーの作る情報通信機器のレベルの低さにはもうコリゴリです。

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