IIJmio『みおふぉん』へのMNP転入にあわせて…という訳でもありませんが、嫁用に『Huawei P8lite』を購入。
嫁が使っていたわたしのお下がり端末『Galaxy S』(SC-02B)と『Galaxy Nexus』(SC-04D)はどちらもLTE非対応。基本電話とカメラとメールくらいしか使っていないので「通信速度は遅くて構わない」とはいうものの、4~5年落ちの端末ではさすがに可哀想なので買い替えを提案。間もなく発売される『Nexus 5X』を第一候補として検討していたのですが見た目がお気に召さないそうなので代わりに見繕ったのがこの端末。
P8liteは3万円を切る価格設定ながらオクタコアCPUや1300万画素カメラを搭載したコストパフォーマンス抜群のSIMフリー機として『ASUS ZenFone 2 Laser』と並んで人気の端末。どこで購入しても価格は大きく変らないようなのでいつものようにAmazon.co.jpで注文しようかと考えていた矢先、近所のコストコで保護フィルムやハードケース等がセットになった「スターターセット」が29,800円で販売されているのを発見。個別に買い揃えるよりもお得だったので即買いしてきました。
P8liteは白・黒・ゴールドの3色展開ですが、嫁の希望で白を選択。
5インチ液晶を搭載している割に狭額縁デザインでコンパクトに仕上がっており、それでいて軽量。背面に施されたヘアライン加工のおかげもあり安っぽさはありません。パッケージを見てもデザイン性にも十分気を配っている様子がうかがえます。
スターターセットに同梱されていたのは『ray-out なめらかタッチ光沢・防指紋フィルム(RT-HP8LF/C1)』、『ray-out ハードケース クリア(RT-HP8LC3/C)』、『Gigastone Class10 microSDHCカード 32GB(GJM10/32G)』と『PQI Power5000C モバイルバッテリー(6PPA-06BR0001A)』の4点で普通に買えば5,000~6,000円相当のアイテム。ただし、P8liteにはもともと保護フィルムが貼られているのでしばらくは使う必要ありませんし、SDカードも後述の物理的な理由で今回は利用不可。モバイルバッテリーも持ち歩かなければならないような使い方を嫁がするわけでもないので実際に利用するのはハードケースくらいでしょうか。
内容物の確認が済んだらP8liteにみおふぉんのSIMカードを挿入。
同機はSIMスロットを2つ備えており、一方がmicroSIM対応でもう一方はnanoSIM対応。うち、nanoSIM側はmicroSDとの排他使用となる変態変則仕様のためnanoSIMサイズ利用者がmicroSDカードを併用したい場合には変換アダプタを利用する必要があります。嫁のSIMカードもnanoSIMですが、P8liteの本体ストレージが16GBと十分なうえ一番容量を喰う写真もGoogleフォトを利用すればクラウド保存されるのでmicroSD無しで何ら問題はないでしょう。
SIMカードをセット出来たら電源投入。初期設定でWi-FiやGoogleアカウントの設定を済ませてホーム画面へ。293ppiの5インチ液晶は特別抜きん出たスペックではありませんが、粒状感はなく発色も良好。設定変更によりダブルタップでのスリープ解除なども可能で使い勝手も悪くありません。レスポンスも良好で『Nexus 5』に優るとも劣らずといった印象で実によく出来た端末だと思います…が、問題はソフト側。困ったことにプッシュ通知がまともに受信出来ないのです。
3G/LTEかWi-Fiかなどの回線状況や本体がスリープ中か否かにかかわらず、Gmailやハングアウトのプッシュ通知をまともに受信出来ません。回線の接続や切断を何度も繰り返したり、ルータ側の設定を弄っているうちにうまく繋がるケースもあるのですが、しばらく時間が経つとまた受信出来なくなる始末。こうなると都度々々該当のアプリを起動して着信をチェックするほかなくとても使い物になりません。
独自カスタマイズによる「アプリの保護」等のバッテリーを長持ちさせる諸々の仕組みが邪魔をしているのではないかと推測されたので試行錯誤するも改善されず。さすがにこれはおかしいと感じメーカーに問い合わせてみると「バッテリーを長持ちさせるためそのような仕様になっている。了承してほしい。」とのこと。いや、それはあかんやろ…ということで早々に返品決定。幸いコストコで購入した商品だったため理由を問わず返品できるのは助かりました。
折角良いハードを作ってるのに、ソフトに要らんこと手を加えて評価を下げるなんて勿体ないなぁ。