以前購入したイワタニの『たこ焼器 炎たこ』(CB-TK-A)はカセットガス式で火力も強く「外はカリッ、中はトロッ」とした本格的なたこ焼が手軽に楽しめるうえ、子供も喜んで調理に参加してくれるので今や我が家にとって欠かせないアイテムとなっています。
そんなイワタニがリリースしているカセットガス器具のラインナップの中に『炉ばた焼器 炙りや』(CB-ABR-1)なる商品があると知り以前から気になっていたのですが、先日改装セール中の量販店で安く販売されているのを見かけて速攻ゲット。
七輪の炭火で調理するのが一般的な串焼きや炙り焼き、炉ばた焼きなどをカセットガスの火力を活かして手軽に楽しめもうというこの商品。普通のカセットコンロでこうした調理をやると食材から落ちた脂が燃えるなどして大事になってしまいますが、こちらはガスの炎で熱せられた金属板からの輻射熱で焼く構造となっているのでそのような心配は無用です。
底部の汁受けトレーに水を張って使用するようになっており、落ちた余分な脂などはこちらに溜まる仕組み。溜まった脂の引火を防ぐだけでなく、コンロ下の設置面の過熱防止や片付けの簡略化を図ることにも繋がっておりなるほどなぁ…と感心。
さっそく鶏モモ肉、砂ずり(砂ぎも)、ササミ、豚バラ、牛ミスジ、ソーセージ、シイタケ、レンコン、白ネギなどを串に刺して焼き鳥パーティー。小さい頃に実家でもよく焼き鳥をしていたので串に刺すのは手慣れたもの。「むしりとった衣笠」「昔取った杵柄」ってやつですね。
食材の準備が出来たら炙りやに着火。網面の縁の方までしっかり火(熱)が回るようではじめのうちは串を焦がしてしまったりしたもののこれはすぐに慣れて解決。食材から落ちた油が輻射板に触れると香ばしく煙が上がり、本格炭火焼のような「燻し」も入って香ばしさも加わり大満足の焼き上がり。パサパサになりがちなササミも最高に美味しく頂けて言うことなし。
炭ほどではないにせよ煙が上がるのは避けられないので今回はわたしがキッチンの換気扇の真下で焼いて家族にサーブ。炎たこのようにみんなで焼きながら…というワケにはいきませんが、ビール片手に時々焼けた食材をつまみながら…ってのも立ち飲み屋的な感じでなかなかオツでした。(笑)
次の日には魚も焼いてみましたが、フッくら感はIHコンロのグリルやフライパンで焼くのとは大違い。うん、最高。
本体の内側側面に付着した油を拭き取ったり網を綺麗に洗うのが少々面倒だったり、ガスの消費量が多めだったり…というマイナスポイントもありますが、これだけ美味しく頂けたら許せちゃうかも。
炎たこと同様に炙りやも今後活用機会が多くなりそうです。