米国等でのリリース当初から気になっていたAnkerのNVMe/SATA両対応のM.2 SSDケース『Anker PowerExpand M.2 SSD ケース』が日本国内でもようやく販売開始となったのでさっそく注文。
いつものシンプルなデザインのパッケージの中に収められているのはAnker PowerExpand M.2 SSD ケース本体とUSBケーブル、取り付け用ドライバー、取り付け用ネジ2個、トラベルポーチ、取扱説明書と保証書。
USBケーブルはTypeAからType Cへの変換アダプタ付き。ケーブルが太く短いので使い勝手はあまりよくありませんが、お試し用としては十分。
必要とする長さは使用する環境によって変わるので、好きな長さのUSB 3.1(Gen 2)ケーブルを各自用意する前提なのでしょう。
ケースは厚めのアルミニウム製で誤って大人が踏んでもビクともしないくらいしっかりとした作り。
右側面にあるUSB Type-Cコネクタの横にはLEDが控えめに配置。
反対側にはリリースボタンがあり、これをスライドさせると内部基板にアクセスできます。
このケースはコントローラにRealtek RTL9210B-CGを採用しており、NVMeまたはSATA接続のM.2 SSD(M key or B&M key) に対応。4種の規格長(2230/2242/2260/2280)に対応しており、それぞれにあったネジ穴が用意されています。
今回は私用のHP Pavilion Gaming 15 (cx0000/2018年モデル)のSSD換装に伴って取り出したままになっていたSAMSUNG PM981シリーズのNVMe M.2 SSD『MZVLB256HAHQ-000H1』(256GB)をセット。
稼働確認を兼ねてベンチマークを実施してみました。
同ケースは帯域10GbpsのUSB 3.1(Gen 2)にまで対応するものの、あいにくテストに使用したPavilion GamingのUSB端子は帯域5Gbpsが上限のUSB 3.1(Gen1)までしか対応していないのでそこがボトルネックになって十分な性能は発揮出来ていないのですが…。
USB 3.1(Gen 2)対応端末との組み合わせだとさぞかしぶっ飛んだ速さなのでしょう。
気になる発熱ですが、筐体が厚めのアルミニウム製ということもあり熱がうまく分散されてケース全体で効率よく熱を逃がしているような感じ。とはいえ、NVMeはそもそも発熱量が多く高い負荷をかけ続けた後はそれなりにケースが熱くなってしまうので、使用直後に持ち歩く際は付属のトラベルポーチに入れておくと良いと思われます。