AVアンプで高ビットレートのネットラジオ再生 (Chromecast利用)

2011年に購入したデノンのAVアンプ『AVR-3311』は単体でインターネットラジオの再生にも対応しており、暇を見つけては「ottava」や「SmoothJazz」を始め世界中の音楽を楽しんでいます。

しかし、行き過ぎたコストカット方針の元で作られている昨今のAVアンプは搭載メモリも少なくマイコンの処理能力も必要最小限(デノン製品に積まれたマイコンはその性能すら満たしていませんが…)。このため、320kbpsで配信されている「LINN RADIO」などの高ビットレートな番組を再生するとバッファリングが追いつかず数秒間隔で音が途切れてしまいとても実用には耐えられない状態に陥ってしまいます。


これに対処する策としてLAN内にプロキシサーバを立てるなどしている方もいらっしゃるようで実際にわたしも試してみたのですが、この場合プロキシサーバの電源を基本的には入れっぱなしにしておかなければならず電気代も勿体ないし、場合によりDLNAが上手く機能しなくなるという別の問題も生じるようになったことからAVアンプでの高ビットレートな番組再生は諦めていました。

…が、ここにきて日本でも知名度の高いスマートフォン用のネットラジオアプリ「TuneIn」が最新のアップデートでChromecastに対応。テレビやアンプのHDMI端子に挿したChromecastに再生を任せることで「LINN RADIO」もスムーズに再生出来ることが確認出来、これまで抱えていた問題があっさりと解決。チャンネルの切替もAVアンプで行うよりずっと分かりやすいですし、バッファリングもスムーズなので言うことありません。

141126_tunein

我が家のAVR-3311もまだまだ活躍出来そうです!

    当方デノンAVC-3808でネットラジオ(Otava等)聞いているのですが
    すぐ切れてしまいます。電源OFF-ONすると聞けるのですがまた切れてしまうことが多々あります。この記事を読んでchromecasto買っても 接続、設定方法が分かりません(ITのことさっぱり解りません)やさしく教えていたらければ有りがたいです。(AVアンプは有線にてルーターに接続 PC内の音楽ファイルも聞けるようになっています 尚当方スマホは持っておりません スマホがなければだめでしょうか)

    神田さん:
     はじめまして。

     以下、途切れる原因がネットワークの遅さでなくアンプに内蔵されているマイコンやメモリの処理能力不足が原因、という前提でお話しさせて頂きます。

     『Chromecast』はAndroidのスマートフォンかタブレットを介して操作する必要がありそれらをお持ちでなければ利用することは出来ませんので、代わりに『Nexus Player』をご利用になられてはいかがでしょうか?

     『Nexus Player』はテレビ等に映像・音声を出力して付属リモコンで操作するAndroid端末…言うなれば、据置型のスマートフォンですね。そこにウェブラジオを視聴出来る「TuneIn Radio」(無料)などのアプリをインストールすればottavaやLinn Audioなどを再生することが出来ます。

     接続は「TVゲームの音声をAVアンプから出したい」という場合と同じ。Nexus Playerをテレビに接続しておいてARCで音声のみAVアンプに送る、あるいはNexus PlayerをAVアンプに接続しておいてアンプの電源ON時はAVアンプから、OFF時はHDMIパススルーでTVから音声を出す…みたいな感じになるかと思います。

     ご参考になれば幸いです。

    むむりく様 早速 疑問に答えて頂き有難うございます。
    タブレット買ってチャレンジしたいと思います。

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