山行時に携行する三脚の雲台をアルカスイス互換の中華雲台『Sinvitron 自由雲台(S-06)』に取り替えたのにあわせ、新たにAndoerなる中華ブランドの『MPU-100 ユニバーサル クイックリリース L型プレート』を調達しました。
ニコンから純正のL型プレートはリリースされていないので、将来も使いまわしの効く汎用タイプのものをという条件でこちらを選択しましたがバリや歪みはなく、強度面でも問題は見られません。
Sinvitronの雲台を購入した時にも感じたことですが、最近の中国製品は侮れません…。
Nikon D300Sに装着してみる
Nikon D300Sに装着。すべり止めがしっかり効いて滑ったりグラついたりすることはなく、見た感じも悪くありません。
Sinvitronの自由雲台とも組み合わせも良好。
脱落防止ピンもしっかり機能するので安心です。
10pinターミナルを備えていない入門機に於いてはL型プレートにより本体側面のコネクタへのアクセスが制限される場合もあると思われるので、レリーズが使えないなどの問題が生じる可能性があります。その場合は、別途リモコンなどを用意しておくと良いでしょう。
締め付け用のネジに付いている取っ手が緩いため、雲台への装着時に邪魔になることがあるのが唯一の気掛かりではありますが、しばらく使ってみてあまりに面倒なようであればネジだけ交換して使おうと思います。
アルカスイス互換?
比較的満足度の高いこの『MPU-100 ユニバーサル クイックリリース L型プレート』ですが、いくつかの雲台との組み合わせに於いて利用出来ないことが判明。
それもそのはず…一般的にアルカスイス互換を唄うプレートの幅が38mmほどなのに対し、こちらのL型プレートは約40mm。
このため、カメラの脱落防止のためクランプの開口幅を制限している一部雲台には物理的干渉のためセット出来ません。
アルカスイス互換といっても明確な規格が存在するわけではないので一概に「このプレートが悪い」とも言い切れないのですが、ここまで他と違うようではもはや別規格のような…。
ちなみに今回私が購入したAndoerなるブランド以外にも、Amazon.co.jp上ではOEM元が同じ同一商品が『INPON 汎用 L型クイックリリースプレート』、『SODIAL MPU100クイックリリースLプレート』、『UTEBIT クイックリリース プレート』、『MENGS MPU-100 ユニバーサル クイックリリース・L型プレート』などとして販売されているようなので、これらも同じ問題が生じるものと思われます。
購入を検討されている方は、お手持ちの雲台との相性を事前にご確認頂いた方が良いかと思われます。