風邪をこじらせてしまい今月前半はボロボロな状況でしたが…近々に予定しているPCの買い替えに向け、ケーブル一本で様々な機器との接続ができるThunderbolt3対応のドッキングステーション『HP Thunderbolt3ドック 120W G2』を先行入手しました。
今抱えている案件がひと段落して新しいPCを注文する際に一緒に注文しても良かったのですが、ドックの方がちょうどキャンペーン中で半額になっていたので一足先にこちらだけ購入しておいた次第。Thunderbolt対応USB-Cポートを備えた端末であれば基本的に端末やメーカーを問わず利用出来るので、現在購入を予定している端末から他の端末に目移りしてしまっても大丈夫。
新しい端末が届くまではクローゼットの肥やしにしかなりませんが、折角なので外観チェックだけでも先に行っておくことにします。
外観チェック
シンプルなデザインのパッケージを開梱。
箱の中にはHP Thunderbolt3ドック 120W G2本体のほか、ACアダプタ、電源ケーブル、変換プラグのほかマニュアル。
本体は拳大ほどのサイズ感。漆黒の筐体の天面にはプレミアム製品群で採用されている4本の斜線からなる「hp」ロゴが施されています。動作状況を示すLEDも天面に用意されています。
正面。こちらにはUSB-Cポートが用意されているほか、下方からPCに接続するためのケーブルが伸びています。
このUSB-Cケーブルを通じて「USB PowerDelivery」(USB PD)による最大100Wの給電も可能で、対応するPCと組み合わせればACアダプタが省けるので机の上もスッキリしそう。
ちなみに商品名に含まれる「120W」はUSB PDからの電力供給100Wにその他USBポートからの電力供給量を合算した値と思われます。
正面から見て右側面にはUSB 3.1 Gen 1ポートとオーディオマイクコンボジャック、それにケンジントンロック装着用の穴。
こちらのUSBポートはスマホの充電などに便利な常時通電タイプのようです。
左側面は特にポートなどはありません。
背面は各種ポートがてんこ盛り。上から順にUSB 3.1 Gen 1が2つ、有線LANポート、VGAポート、ACアダプタ接続用端子、USB-C(DisplayPort)、DisplayPort × 2、USB-C(Thunderbolt)といった感じ。
外部ディスプレイとの接続ポートが豊富なのでワークステーションとの併用を考えている場合などには心強いですね。また、PCにUSB-C(Thunderbolt)ポートが1つしか備わっていない場合でも、他のThunderbolt対応機器はドックを経由してデイジーチェーン式に繋げられる点も良いですね。
付属のACアダプタは薄型ながらフットプリントは大き目。
出力は120Wで電源ケーブルはミッキー型のプラグになっています。
ケーブルは交換可能
Thunderbolt3ドック 120W G2から延びるPCとの接続用ケーブルは一見すると本体からの直出しのように見えますが、背面下部にあるネジを外して裏蓋を取ると、ご覧の通り交換可能な構造になっています。
ケーブルが長すぎたり短すぎたりした場合や、将来断線してしまった場合などに取り換えられるのはありがたいですね。
ただし、Thunderbolt 3に対応するケーブルは長さや品質により通信速度や電力供給量に制限が生じます。例えば物によっては60Wまでしか通せないものがあったり、長さが1.0m以上になると通信品質を維持するために搭載されたトランシーバの制限によりUSBの転送速度がUSB2.0相当に抑えられるなどするので注意が必要です。
新しいドッキングステーションの形
従来ドッキングステーションというと本体に合わせて特別にあつらえる必要があったため上位モデルにしか用意されないのが一般的でしたし、PCを買い替えるとそれまでのドッキングステーションは利用出来なくなるというケースが大半でした。
しかし、広帯域なUSB-C(Thunderbolt)の登場で流れが一変。ケーブル1本抜き差しするだけという簡単接続で利便性が良く、標準規格のため汎用性も抜群。ポートさえ用意されていれば安価な家庭用PCから高価なワークステーションまで幅広く利用出来るというわけ。
今後はこうしたドッキングステーションが一般的になっていくのでしょうね。