現在手元にあるサンディスクのUSBメモリ『Cruzer Fit』を買ったのは10年以上前。USB 2.0対応の小型モデルで発熱も少ないので、カーナビや電子ピアノといった機器に挿しっぱなしで使うのに重宝しているほか、Windowsの回復ドライブ作成用としても活用中。ただし、予備も含め同じモデル・同じ容量のものを複数所有しているため、どれが回復ドライブだったか稀に分からなくなることがあり若干不便に感じていました。
そんなモヤモヤを解消するため、USB3.2 Gen1対応のKIOXIA製64GB USBメモリ『TransMemory U366 (KLU366A064G)』を購入。回復ドライブ用途として十分な容量を持ち、価格も1,000円未満と手ごろであること、そしてテプラなど用途を記したラベルを貼りやすそうなフラットな筐体デザインも選択した理由のひとつです。
金属製の筐体で高級感があり、放熱性が高そうなのも魅力のひとつ。キャップレスなので、キャップを紛失する心配はありませんがコネクタが剥き出しなのは好みの分かれるところ。
Cruzer Fitのような超小型タイプではなく、指でしっかりつまめる長さがあるためホールド感は良好。ただし、USBポートへの抜き挿しがやや固め。頻繁に付け外しする人は気になるかもしれませんが、差し込んだ後にぐらつかない安心感はあります。
CrystalDiskMarkでベンチマークを取ったところ、リードは公称値の100MB/sを超える数値が出ており、読み込み性能は十分満足できる結果。一方で書き込み速度は絶望的。データを頻繁にやり取りするような用途には正直向いていません。
今回の目的は回復ドライブの作成で、基本的に一度作ってしまえば更新する機会は多くないので、こうした用途であれば許容範囲なのでしょうが、正直微妙な印象を拭えません。