月: 2025年8月

広告ブロッカーをAdGuardに乗り換えて正解だった話

あつまるカンパニー AdGuard アドガード ファミリー 9台 広告ブロックソフト&アプリ 国内正規版 永続ライセンス(追加料金なし) Windows Mac iPhone Android iPad長らくスマホを使っていますが、ここ数年は広告の存在感が一気に強くなったと感じます。

ウェブサイトを開けば小さな画面はバナーやテキスト広告で埋め尽くされ、しかもその多くが下品、悪質、卑猥な内容ばかり。耐性もリテラシーもあるつもりの私でさえ目にするたびに不快になりますし、そんなものに無駄に通信量を削られているという事実も腹立たしいばかり。もはやスマホを所有する上で広告ブロックアプリの使用は欠かせないものと実感しています。

そんな背景から私用のAndroidスマホには『280blocker』をインストールして使用していましたが、Googleの広告ネットワークに於ける権益保護のために設けられた「他のアプリが広告を表示するのをブロックしたり妨害したりすることは不可」とするポリシーへの違反を理由にPlayストアでの配信が昨年停止。対抗措置として280blocker側は旧利用者にapkファイルを直接配布することで、今なお再インストールや継続利用を可能としてくれていますが、収入の道が絶たれたAndroid版へ継続投資は難しいようで最近はフィルターをすり抜ける広告も目立ってきたうえ、お盆前後に発生したDNSサーバの障害対応も1週間以上放置されるなどしており、限界を感じざるを得ない状況となっていました。

子供用ネットワークをAdGuard Family DNSでフィルタリング

最近は学校からの課題配布や塾の一部講義もオンラインで行われる機会が増え、うちの子供もタブレットや Chromebook を利用する場面が少なくありません。

しかし、そうした端末がまっとうな目的だけに使用されるわけもなく、妙な広告に釣られて感化されたり、不健全なサイトに誘導されたりすることがどうしても出てきます。多少は大目に見ていましたが、最近は限度を超えるものも少なくないようなのでDNSフィルタリングを導入することにしました。

クライアント側に専用アプリを入れたり設定を施す方法も考えましたが、そのような仕掛けは回避されるリスクがあります。そこで、ルータに『YAMAHA NVR510』、アクセスポイントに『Meraki Go (GR10)』という“逸般の誤家庭”な機材構成だからこそできるアプローチとして、ルータ側でしっかり制御を施すことにしました。

自宅でも仕事を行う関係上、もともと子供用端末は専用SSIDに接続させる形で分離していたので、ここにタグVLANを割り当ててこの通信にのみ「AdGuard Family DNS」を通すよう設定を施すことで、既存のネットワークには何ら影響を与えることなくフィルタリングを実現しました。

さようなら、ChatGPT Plus

個人用途でしばらくお世話になってきたChatGPT Plusですが、今月限りで契約更新をやめることにしました。

きっかけは、鳴り物入りで登場した新バージョンのGPT-5。OpenAIの華々しい宣伝にまんまと乗せられ、「これまでの不満点がすべて解消され、頼れる相棒になるはずだ」と本気で信じていましたが、いざふたを開けてみると現実は理想の真逆。「最初は多少の不具合もあるだろう」と自分を慰めながら1週間ほど使い続けましたが、不満は蓄積する一方でした。

今回の解約は勢いや感情的な判断ではなく、現実の使用体験を冷静に観察し、諦めと失望を積み重ねた末にたどり着いた、極めて論理的な結論です。

解約を決めた理由

GPT-5の信頼性の低さとレスポンスの悪さ

SNSでも話題になっていましたが、GPT-5は「10.22と10.9のどちらが大きいか」という、小学生でも解けるような比較問題を堂々と間違えます。実はこの手の誤りは他の生成AIでもありがちなのですが、「最新モデルならこんな間違いするわけがない」という幻想は、儚く氷解しました。

こうした誤りの理由を尋ねても返ってくるのは、霧のように掴みどころのない説明や、見当違いの理屈。根本的な判断力の欠如を疑わざるを得ません。さらに拍車をかけたのが、劇的に増えた待ち時間です。利用集中による負荷の影響もあるでしょうが、シンプルなプロンプトを送ってから返答が来るまで異様に時間がかかり、その末にブラウザが応答しなくなるケースも頻発。

無能なだけならまだしも、こちらの時間まで奪われるようでは、さすがに限界です。