引越に向けてオーディオ周りを片付けていたところ、サラウンドスピーカーとの接続に3年ほど前から使っているBELDEN製のケーブル『STUDIO 717EX』になにやら違和感…。同ケーブルは極性の判別がしやすいよう透明なシース(皮膜)を採用し一方の芯線にのみ錫メッキが施されているのですが、メッキされていない側にだけビッシリと緑青(青緑色の錆)が浮いてしまっており全体的に変色して見えていたのです。
空気に触れる切断面に近い部分だけならまだしも、10m以上の長さで使用しているケーブルの中央にまで被害が及んでしまっているところを見ると導体の純度が低かったかシースの素材に含まれる何らかの成分により銅線が酸化してしまったのではないかと予想されますが原因は定かではありません。
使用開始から3年ほどしか経っていないこともあり転居後はフロントスピーカーのバイワイヤ接続に使用するつもりでいたのですが、無理に使い続けるとバナナプラグやスピーカー側ターミナルにまで付着して悪影響を及ぼしかねないのであえなく処分。しばらくはこれまで同様『DENON AK-2000』でのシングル接続とし、落ち着いた頃に新しいケーブルを調達しようと思います。
新居のリビングにはサラウンドスピーカーのケーブル用として壁の中にCD管を敷設し、同シリーズの『STUDIO 718EX』を通してもらっているのですがこちらは大丈夫かしらん…?