2016年2月の発表後、リリース前に不具合が見つかったとして発売が延期されていたニコンの高級コンパクトカメラ「DL」シリーズの3モデル「DL18-50 f/1.8-2.8」「DL24-85 f/1.8-2.8」「DL24-500 f/2.8-5.6」の発売中止が発表されました。
理由として開発費の増加と市場減速に伴う販売想定数量の下落が挙げられていますが、本音はさておき日進月歩のこの世界に於いて1年もの遅滞は致命的でしょうしコンデジそのもののマーケットが風前の灯火ということは否定しようもなく妥当な判断といえるでしょう。前評判の高いカメラだっただけに少々残念ではありますが致し方ありません。
とはいえ、ニコンに関してはサービスセンターの閉鎖や1,000人規模での減員、さらには業績予想の下方修正など悪いニュースばかりが続いていて少々不安ではあります。外野からでは実情は判りませんがシャープや東芝のような末路を辿ることがないようにだけお願いしたいところです。