果てしなく広がる大地を彩る色とりどりの花々と澄みきった青空、彼方からそよぐ爽やかな風…。そんな感動に満ちた夏の北海道へ7/26~28の日程で遊びに行ってきました。
今回の旅の主な目的地は富良野・美瑛地区。大雪山国立公園十勝岳連峰から日高山系へと広がるこのエリアは、一面を紫に染めるラベンダー、可憐な白いジャガイモの花、黄金色にきらめく麦畑、緑のビートが描く美しいパッチワーク模様など見どころが盛り沢山。
本日は『Nikon D70』で撮影してきた写真も交えながらその魅力をご紹介。この先同地区への旅行を検討されている方の参考になれば幸いです。
富良野
一般に富良野とは富良野市、上富良野町、中富良野町、南富良野町の1市3町の総称で北海道のほぼ中央に位置しており、新千歳空港からは道央道で三笠I.C.まで行きそこから452号線で桂沢湖畔を通るルートが一般的。所要時間は約3時間。
一帯はラベンダー栽培の盛んな地域としても知られており私営・公営を含め多くの観光農園がありますが、その代表格ともいえるが中富良野町に位置するファーム富田。園内に一歩足を踏み入れればそこはまるで「紫の海」…言葉で言い尽くせない美しさです。
富良野盆地を背景に風にそよぐラベンダーがなんともいえない甘い香りを届けてくれます。
すぐ脇に位置する「彩りの畑」はラベンダーの紫、ポピーの赤や黄色、かすみ草の白…いろんな色が虹のように連なって、おとぎの国に迷い込んだかのようなカラフルな景観を作り出しています。
夏の北海道を代表する観光名所・撮影スポットとして知られ、週末ともなると国内外を問わず多くの観光客が集まります。昼間は人でごったがえしていますので、ゆっくり写真を撮りたいのであれば平日の早朝に訪れることをオススメします。
ファーム富田から車ですぐの中富良野町営ラベンダー園も個人的に気に入った場所のひとつ。中富良野町にそびえる北星山の山腹を覆うようにラベンダーが咲き誇り、その上を通るリフトに乗って素敵な空中散歩が楽しめますよ。
富良野には他にもたくさんの見所がありますが、夏の北海道といえど昼間は結構気温があがり汗だくになります。そんなときはラベンダーソフトやラベンダーラムネで一息。赤肉の富良野メロンも絶品です。各所の売店には気になるスイーツが沢山並んでいるので是非ともお試しを。お土産にも最適です。
丘の町 美瑛
富良野の北に位置する美瑛町は東京23区と同程度の面積でその15%が畑地、70%以上を山林が占めるという緑の多く残った町です。
「丘の町」としても知られるように2,000m級の大雪山連峰をバックに緑の丘陵地帯広がっており、鮮やかな緑の中に咲く真っ白なじゃがいもの花、黄金色に染まる麦畑などの風景が幾重にも連なります。ここでは地図を片手にレンタカーや自転車でゆっくり回ってみることをオススメします。
こちらは1978年にマイルドセブンのCMが撮影されたことからその名がついた「マイルドセブンの丘」。
「親子の木」はじゃがいも畑の緑色と深い青空のコントラストが美しかった。
ほかにも「セブンスターの木」「ケンとメリーの木」「パフィーの木」など名所は目白押しですが、基本的にどこを切り取っても画になるのが美瑛。誰もが感動できる景色がそこにはあります。
あぁ、この辺りでのんびり生活できたら心豊かになりそうだなぁ…。
さいごに
最後は駆け足で札幌市内も観光して帰福しましたが、出来ることならまたすぐにでも訪れたい気持ちで一杯。
青い空、鮮やかな花々、雄大な山並みが待っている夏の北の大地にぜひあなたも足を運んでください。写真や本では味わえない、大きな感動がきっとあなたを待っているはずですよ。