プライベートに使っているデスクトップパソコン『HP Compaq Business Desktop dx6100 ST/CT』に増設するグラフィックボードの選定でいろいろと悩んでいる今日この頃。
『Nikon D70』で撮ったRAW画像の現像や編集を行う為アナログ接続に比べ精細な表示が可能なDVI接続にしておきたいというのが一番の目的なのですが、折角グラフィックボードを買うのであれば3D描画もそこそこの性能を持ったものにしておきたいところです。(ゲームはほとんどしませんが…)
しかしながらロープロファイルのPCI-Express(x16)接続タイプのものでミドルレンジのスペックというと選択肢はそれほど多くないのが現状。そんな中、なんとか見つけた候補をチェックしておくことにしましょう。
最初に目をつけたのはGeForce 6600を積んだAlbatron『PC6600L』とELSA『GLADIAC 743 LP』。
PC6600Lはメモリバンド64bitがボトルネックになると思われるので743 LPの方を買う気で居たところdx6100 ST/CTでの動作は不可と書かれた記事を発見。何故?と思いながらELSAのホームページをマメにチェックしていると、ある日突然『必要動作環境:300W以上の電源』の記述が追加されていました…。高性能なグラフィックボードにはそれなりのパワーが必要ということなのでしょうが、「コンパクトなキューブPCやスリムPCに最適」と謳って売り出しておきながら300W以上って…。300W超の電源を積んだスリムPCなんて聞いたことありません。
ELSAの罠をかわしてほどなく、RADEON X700を搭載した XIAi『XIAiX700-DV128HLP』と玄人志向『RDX7-LE128H』のリリースが発表されました。
発色の良さに定評のあるATI製のチップということで実用的ですし、先のGeForceと異なりファンレス設計のため静音性にも期待できます。消費電力もGeForceより少ないなので電源容量による制約も少ないものと期待できます。
しかし『XIAiX700-DV128HLP』にさっそく気になる点を見つけてしまいました。仕様では長さが190mmとのことですがdx6100 ST/CTに搭載できるグラフィックボードの長さは185mmくらいが限界。それを超えるとCPUファンに干渉する恐れがあります。発売が少し遅れているようなので発売までにもう少し長さを切り詰めておいて貰えると嬉しいのですが、それが無理なら最後の望みは『RDX7-LE128H』のみ。こちらはサイズ的に問題はないのですが、電源のことを考えると動作確認の情報が出てからでないと怖くて買えません。
PCI-Express規格のロープロファイル対応グラフィックボードのラインナップが充実することを期待してやみません。
本体サイズ(2005-03-07)
『XIAiX700-DV128HLP』が発売開始となったようですが、スペックシートを見ると長さが178mmに変更されていました。これならdx6100 ST/CTにも収まるかも!!と思い、念のためXIAiに問い合わせてみたのですが、178mmというのは基盤部だけのサイズで、飛び出したヒートパイプ部を含めるとやはり 190mmなんだそうです。残念!(某ギター侍風)