11日、ニコンがフィルムカメラから事実上撤退する旨のリリースを発表しました。
デジタルカメラの普及で今後の需要が見込めないと判断したようで、今後はデジタルカメラ事業に経営資源を集中していく模様。
今後、銀塩に関してはフラッグシップの『Nikon F6』と初心者向けの『Nikon FM10』の2機種に限って生産を続けるようですが、コンパクトカメラも含めその他全てのフィルムカメラ製品は在庫がなくなり次第販売終了となります。
デジカメ市場の競争激化を受け京セラ(CONTAX)は昨年限りで事業凍結、コニカミノルタも大幅な事業縮小を発表しておりフィルムカメラ業界は完全に虫の息。これにニコンも加わることで銀塩終焉に向けた流れが一気に加速していくと思われます。