トヨタ自動車は、ミッドシップ2シータースポーツカー『MR-S』の生産を2007年7月で終了すると発表しました。2007年1月でベース車両の生産は先立って終了、その後7月までは限定1,000台の特別仕様車「V EDITION FINAL VERSION」のみの販売となるそうです。
トヨタでは『スープラ』『セリカ』の生産も順次中止してきており、今回『MR-S』の生産終了も決定したことで、来夏以降トヨタのラインナップからスポーツタイプが完全に姿を消してしまいます。スーパーGTに参加しているレクサス『SC』(旧名『ソアラ』)こそ残りますが、SCはもともとスポーツカーではないし…。F-1に参戦している会社がスポーツカーを扱わないってどういうこと?って気がしますし、そもそもF-1にどの程度本気でのぞんでいるのかすら疑ってしまいます。
車を楽しむという文化はそう簡単に育つものではありません。このままでは車に対する夢が無くなり、現在助手席に乗る若い世代は単なる道具としてしか見れなくなってしまうことでしょう。こうしたことは、自動車メーカー自らの将来を奪うことに繋がるような気がしてならないのですが、それはわたしだけ?